中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
国語の教科書などの文章を声に出して読む「音読」。小学生の宿題の定番ともいえますよね。
音読を面倒くさいと思うお子様も多いですし、毎日聞いてあげる親も大変と思ってしまうのが正直なところ。
音読は脳の活動を活発にしますが、語彙力や知識などの認知能力だけでなく非認知能力も養うことができます。
音読でコミニケーション能力を養う
音読をすると作者の気持ちに共感できる、作品の世界を共有できる、というメリットがあります。
具体的にいうと、作者と自分、または登場人物と自分、自分と聞いている親、がそれぞれに気持ちを共有することができます。
初めて読んだときに主人公の悲しい気持ちやそれを隠そうとする気持ちが伝わってきた
→家で音読するときに、それが親に伝わりやすいような声のトーンでセリフを声に出す
このような読み方の工夫や自覚的に語る音読がコミュニケーション能力を養います。
話し方で相手への伝わり方が変わる
そんなつもりじゃなかったのに、相手に誤解されてしまった・・といった経験がある人は少なくないですよね。
私たちは普段、言葉、声のトーン、話す速さなど、さまざまな要素を見て、相手の真意や感情を読み取っています。
学校でのお友達や先生との関係性、社会に出てからの人間関係を円滑に進めるためには、話し方がとても重要といえます。
たとえば「おはようございます」だけのあいさつと
「おはようございます。昨日の帰りは雨だったけど濡れずに帰れた?」であれば、どちらが感じが良いと思うでしょうか。
後者は、自分のことを気にかけてくれているので、やっぱり嬉しく思いますよね。
話をする余裕がないときでも、明るく伝えるあいさつとやっつけ仕事のあいさつでは伝わり方が変わってきます。
話し方や伝え方を養い人間関係を円滑に
学校生活でみんなと上手くコミュニケーションが取れると、勉強や部活、委員会活動などへの意欲も高まります。
社会に出てからのコミュニケーションの大切さは、親御さん方は身をもって実感していらっしゃるかと思います。
「音読は面倒」「音読はつまらない」「同じところを毎日読むのは飽きる」そう思っている子も多いですが、抑揚をつけた読み方や感情を込めた読み方・伝え方を学ぶ機会です。
中学生のみなさんも小説を声に出して読んでみるのも良いかと思います。
今後の学校生活や社会生活でもコミュニケーション能力が重要ですので、しっかりと取り組みたいですね。