中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
年度の切り替わりである春休みは、ついつい気を抜いてしまう期間です。
宿題を出す学校も少なく、あっても量が少ないため、お子様にとっては「遊べる時間が多い休み」といった認識も。
自由であればあるほど生活習慣が乱れやすいので、今いちど生活リズムを見直してみましょう。
前提として「生活リズムを崩さない」
生活リズムは、一度崩れてしまうと整えるのが非常に難しいです。
大人であっても予定のない連休は遅くまで寝ていたい気持ちもありますし、簡単に生活リズムが崩れてしまいますよね。
子どもであればなおさらで、自分できちんとコントロールできる子が少ないため、親のサポートが必須です。
寝る時間を固定化
睡眠は子どもの成長に欠かせません。
そのため、十分な睡眠時間をとって欲しいところ。
ただ、睡眠時間をしっかりととれば、それで良いのかというと、答えはNOです。
成長ホルモンの分泌時間は22時~2時ごろです。この時間には寝るようにしましょう。
また、起きる時間を決めてもついつい二度寝してしまい、今度は寝る時間が遅くなってしまう・・といった悪循環に陥る可能性が高いです。
8時間・9時間と睡眠時間を確保できるように、声掛けを行い寝る時間の固定化を計りましょう。
ゲームの時間を決めて
たくさん遊べる、子どもにとって嬉しい春休み。
いつも勉強を頑張っているぶん、親御さんとしても「いつもより遊ばせてあげたいな」と思うかもしれません。
お仕事をしている親御さんも多いので、子どもだけで日中を過ごすご家庭もあるかと思いますが、子どもだけで過ごすとゲームの時間に際限がなくなってしまうこともあります。
そこで、お家のルールとして、ゲームの時間を決めましょう。
運動・体力づくりをしよう
「令和元年度から、小中学生の体力が連続して低下している」といったスポーツ庁の調査結果があります。※1
ここ3年はコロナもあって外に出る機会が減っていたので、仕方ないといえば仕方ないことではありますが、やはり子どもの成長や健康には適度な運動が欠かせません。
鶏が先か卵が先かの話になってしまいますが、運動不足はスクリーンタイムを増やすことにつながりますし、逆にスクリーンタイムが増加すると運動不足になります。
寝る時間・ゲームの時間・体力づくり・お手伝いなど、おうちのルールを決めて、お子様ができたら褒めるようにすると、生活リズムが崩れず新学期のスタートもスムーズです。
※1令和4年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果のポイント/スポーツ庁