中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、教室長の丹下です。
夏休みも半分ほどが終わりましたね。
中3生の方は部活動も引退を迎え、いよいよ受験勉強が本格的にスタートというところでしょうか。
今回は「第一志望に合格した受験生がやっていた夏の勉強法」についてお話します。
中3生にとって夏休みは、中1,2の総復習をやらなければならない時期です。
2年間分の復習をやっていくということで、膨大な量になります。
そこで、毎年3年生にやってもらっていたのは2つです。
①すべての単元を一通りやる
②時間を意識して勉強する
苦手なところだけやるというと、すぐ嫌になりますよね。
できない、わからない…どんどんマイナスな方向に行ってしまいます。
絞ってやってしまうのも、偏りが出てよくありません。
毎年3年生の子には、夏に2年間分すべての単元に触れるように伝えています。
何か1冊総復習のテキストをやり切る。そしてそれを何回もやり直すことを徹底してもらいました。
しかし、基礎から応用まで全部やる必要はありません。
必ず基礎から一通りやること。
だんだんレベルを上げてやっていくと、
「ここまではできる」「ここからが全く分からなくなる」「どこを忘れていて、どこを覚えているか」
などの線引きができるようになります。
いろいろなテキストをやる、たくさんの苦手単元を克服する…
これができればいいですが、それでは中途半端なまま夏が終わってしまいます。
夏休みに、
- 自分の得意単元
- 自分が忘れていたところ
- 自分のできないところ・苦手
これらをどれだけ見つけられるかが大切です。
また、時間も意識しながらやってみましょう。
例えば、
- 1ページに15分以上はかけないようにタイマーを使う
- 朝1時間・昼3時間・夜2時間は勉強する
- 1日5時間以上勉強する
など…
受験勉強にあたって、これまでよりも勉強時間を増やしていくことは必須です。
その時間を増やすために、常に時間を意識して勉強をするようにしてほしいです。
学校が始まると、どうしても今より時間に余裕ができなくなってしまいます。
9月に入ってから勉強時間を増やすのは難しいです。
今のうちに、カレンダーに1日の勉強時間を書いてみたり、タイムスケジュールを作ってみたりして、
勉強時間を測ってみましょう。
夏休みも残り3週間ほどです。
9月になれば、また中3の新しい単元の学習がスタートします。
夏休みに頑張り切ることが出来れば、9月以降もそのままの勢いで勉強に励めるはずです。