中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、教室長の丹下です。
小学校卒業まであと1か月と少しですね。
もうすぐ中学生になる6年生の方は、そろそろ中学の準備を始めようと思われている頃でしょうか。
今回は、「中学生になって英語が苦手になる理由とその対策」についてお話します。
中学生の勉強を見ていて、1番成績を上げるのに苦労するのは「英語」なのではないかと思います。
なぜでしょうか?
1番の理由は、スタートラインが大きく異なることにあります。
現段階では、英語の授業は中学生になって初めて本格的に始まります。
しかし、人によっては、小学校のころから英語塾に行っていたり、
早い子だと小学校に上がる前から英語を習い始める子もいますよね。
よって、中学で英語の授業が始まる時には、
すでに読み書きの文法の基礎ができている子、アルファベットはかろうじて書けるという子、全く書けない子…
とさまざまな状態の子がいます。
英語を中学前に習っていた子にとっては、中学の英語の授業は簡単に感じることでしょう。
ただ、習っていなかった子にとっては、わからないことが多すぎて相当大変に感じてしまうのです。
「アルファベットもまだ全て書けないのに、もう単語をこれだけ覚えないといけない…」
「文法が始まってしまった…」「私は全然分からないのにあの子はもう全部理解してるのか…」
英語は、スタートラインの時点で周りとの差を1番感じてしまう科目なのです。
周りとの差を感じることで、さらに強い苦手意識が生まれてしまいます。
初めてなのだから出来ない、わからないのは当たり前なのに。
こうなってしまうと勉強する意欲は低くなり、「もうやりたくない」となってしまいます。
こうならないようにするためには、小学校のうちに英語を勉強し始めることが1番です。
特にアルファベット大・小文字、ローマ字は全て書けるようにしておきましょう。
曜日や月、数字なども、書けたり見て意味が分かるようにしておきたいですね。
ローマ字表を、小さいころからトイレやお風呂場に貼っておくのも効果的です。
また、耳を慣らしておくのも非常に大切です。
英語のCDを聞いたり、ディズニーの映画を英語で見させたり、英語を身近に感じさせるような工夫が必要です。
文法も小学生のうちにbe動詞や一般動詞のdoくらいまでは一通り勉強できてしまうと良いです。
そのときはわからなくても1回触れておくというだけで、中学になって周りとの差を大きく感じずに済みます。
英語の勉強の遅れを取り戻すのには、思っている倍以上の時間がかかります。
授業のスタートと同時につまずいてしまうことがないように、今のうちから早めに準備をしましょう。