中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の三井です。
最近めっきりさむくなっていますね。
空気も乾燥していてのどがカラカラになってしまいます。
マスクなどで潤いを十分にとっておいてくださいね!
前回、前々回と勉強を楽しくさせる方法についてお話ししましたが、
今回はその一例として、英語に関してお話をさせていただきたいと思います。
英語が嫌いな子、好きになっててほしい子に効果的なのが、
「洋楽を聴かせてみる」といったトレーニングです。
中学校で習う英語は「書く英語」がメインです。
この単語がこうゆう意味だとか、ここの文法はこうだとか。
もちろんそれも大切なのですが、
この「書く英語」の勉強だけだとどうしても英語を形式的なもの、
パズル的なものとしてしか捉えづらく、
英語が一つの言語であるという実感が子どもには生まれにくいんです。
その結果、英語をただの「学校でやらされている科目の一つ」としてしか捉えられず、
興味をどんどん失ってしまう子どもがいます。
(全員がという訳ではもちろんありませんよ!)
そこで提案するのが、「洋楽を聴いてみよう」という案です。
外国の歌を聴くことで、英語が
「本当に海外で使われている言葉なんだ」という実感が湧きます。
そして、歌詞の意味が分かってくると
「学校で勉強している英語が役に立った!」
と勉強への動機にも繋がります。
では、洋楽の中でもどんな音楽を聴けば良いのか。
中学生におすすめなのがビートルズ(The Beatles)です。
シンプルに曲が良く、聞いたことがあるものが多いからという理由もありますが、
他にもきちんとしたおすすめする理由が3点あります。
それは
①Received Pronunciation(イギリスの容認標準語の発音)で歌っているため、
歌詞をはっきりと発音していて聞き取りやすい。
②歌詞の中で出てくる英単語が中学校で習うレベルのものが多い 。
③歌詞の表現がシンプルな英文法のものが多いので、
中学で習った文法に直結しやすい
といった点です。
まさに入門編としてはおすすめです!
初めに聴く曲としては
「All Love loving」「She Loves You」「Please Please Me」
あたりが分かりやすくて良いと思います。
さらに英語が分からない子には「Hello Goodbye」が
本当にシンプルな歌詞なのでおすすめです。
本当は一緒に歌ってその中で英語の文章の流れをつかむのが一番良いのですが、
まずは何度も歌詞を見ながら聴いてみましょう。
日本語訳も合わせて見ながら聴くと尚良いです!
そうすると「なんて歌ってるか分かんなかったけど、こんなこと歌ってたんだ」
と、その興味から少しずつ英語を身近なものに感じてもらえると思います。
普段の勉強の息抜きの時にでも、少し試してみてください!