中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の坂口です。
中間テストが終わり、落ち着いたのもつかの間、あっという間に期末テストがやってきます。
そこで今回は、質の良い声かけについてお伝えしていきます。
「勉強しなさい。」「宿題終わったの。」
お子さんに声をかけるとき、こういう言葉を使う方は多いのではないでしょうか。
子どもはそういわれたとき、どのように返すでしょうか。
「わかった。」「もうやった。」「うるさいな。」
感情のままの声かけには、同じく感情的な返事しか返ってこないのです。
これではお互いイライラが募るばかりです。どのようにすれば良いのでしょうか。
「勉強しなさい。」とついつい言ってしまいがちですが、具体的に勉強って何のことでしょうか?
宿題のこと?テスト勉強のこと?全部含めて勉強?
声かけで大切なのは、具体的な内容について話をすることです。
例えば、
「次のテストに向けて、課題のテスト範囲になりそうなところを進めよう。」
「一番やりやすい科目はどれだろう?」
「じゃあとりあえず国語の習った範囲を2ページやろう。」
テスト週間にならないとテスト課題には手をつけないと思いこんでいるお子さんもいます。
テストのために何をやるべきなのか、具体的に話をしましょう。
〇ページ、〇分など数字を使うと具体性が増します。
また、指示ではなく提案くらいのイメージを持って声かけした方がお互いストレスを感じなくて済みます。
そして、もうひとつ大切なのは褒めるということです。
褒められるのは誰でもうれしいことです。
例え少しの進歩でも
「すごい!」「出来たね!」「その調子!」など
前向きになる言葉を伝えて、「もっとやってみよう」と思わせてあげてください。
褒めることは、お子さんの行動を肯定することになります。
褒められることで、この行動は良い行動であると認識できます。
学校の課題を進める、人に言われる前に宿題を自分からやる、などが好ましい行動であれば、
その行動が見られた時、できる限りはやく褒めましょう。
そうすれば行動を促進することが出来ます。
可能性は無限です。導き方次第で良くも悪くもなるのが子どもです。
「具体的な内容の提案」と「褒めること」を意識して声かけするだけでお子さんの勉強に向かう気持ちが変わります。
特に「褒めること」は、普段お子さんを意識的に褒めてないと最初は照れ臭いかもしれませんが、ぜひ挑戦してみてくださいね。