中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の坂口です。
ジメジメした気候が続きますが、梅雨明けはもうすぐです。
梅雨が明けたら夏休みに入ります。
本日は「お子さんの読解力を向上させる家庭での取り組み」についてお伝えしていきます。
読解力を向上させるために、教材を買ったり読書を勧めているご家庭もあるかと思います。
それらの方法に加えて有効なのが「対話をする」ことです。
例えば
母「今日、どうだった。」←大まかな本日の様子を聞く。
子「楽しかった。」←質問に対する答え。
母「どんなところが楽しかった。」←掘り下げる質問
このように、ただの単語で終わってしまうのではなく、
「何が楽しかった」のか、「何で楽しかった」のかを聞いてあげることこそ、読解力向上の足掛かりとなります。
内容を深堀りすることでひとつのテーマについてより深く本人に考えさせることが出来ます。
「その時どうしたのか」「自分は何を考えたのか」
思い出して自分の言葉で表現することが、文章の表現を理解することに繋がっているのです。
始めはうまくいかないかもしれません。
お子さんによっては何と言えば良いのか分からず、黙ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、話を続けることによって、少しずつ自分から話せるようになってきます。
子どもに上手に話すことを求めず、子ども自身が考えて出てきた言葉に瞬時に反応してあげましょう。
話の本質を考える習慣により、文章中から筆者の意図を読み取るようになってきます。
受験生は文章問題も並行して解いていってほしいです。
ただ、始めから長文を読み解くのは難しいものがあります。
文章が苦手なお子さんは短文(小学生用)から始めてもいいかもしれません。
実際に私の教室でも、中学生が小学生用のテキストを使って文章読解の訓練をすることもあります。
難易度が低い代わりに、毎日欠かさず解くことで、文章を読むことにに慣れてもらっています。
受験だからと言って焦りは禁物です。
勉強は力が身に付いていないと本番で総崩れを起こす可能性があります。
まだ土台を固めるための勉強をしていても良い時期です。
なので、思い切って苦手なところは過去にさかのぼり、「確かめる勉強」を心がけてみてださい。