中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の岡田です。
中学三年生はそろそろ最後の定期テストを行う頃でしょうか?
3年間のまとめなので全力で挑んでくださいね!!
前回は英語の長文読解に対して、
普段の勉強から速く読み進めることの大切さについて書かせていただきました。
今回は、読み進めるスピードを上げたことで、
普段の勉強の効率が倍になった
私の教室の生徒についてお話ししたいと思います。
「みんなよりも英語の勉強のスピードが大きく遅れてるんです・・・」
そのように私に相談してきたのが中学生のKさんでした。
Kさんはしっかりと毎回宿題もやり、毎日勉強の時間を作っていました。
それにも関わらず、Kさんの勉強スピードが他の生徒と大きく後れを取っていました。
その原因は、普段の彼女の英語の勉強方法にありました。
Kさんは、テキストの英文を辞書で一字一句調べて、
間違った問題には赤ペンで答えと解説をノートに全て書き写して・・・
と丁寧ですが、分かるまで次に進みたくない完璧主義な生徒さんでした。
そのため、みんなの勉強のペースに追いつくには、
Kさんの英語の勉強の効率を上げなければならない、
そう思った私はKさんに前回ご紹介した「指さし速読法」をKさんに実践してもらいました。
初めは英文をどんどん読み進めることに抵抗を感じていたKさんは
「こんな勉強じゃ全然頭に入らない気がするんだけど・・・」とよく口にしていました。
しかし、それを実践してから約1か月経った時、
英文を一度読破する
→知らない単語に☆マークを付ける
→後でまとめて単語を調べて単語帳にまとめる
というサイクルが出来上がっていました。
そして定期テスト終わった日、Kさんが
「英語の長文が前より早く解けて、間違えもすごく減りました!」
と喜んで私に報告をしに来てくれました。
これは普段の勉強で出来上がった効率の良さが、
最終的にはテスト問題を解くスピードにも直結していることを意味しています。
勉強において、完璧主義で進めることも大切ですが、
要点を抽出してテキストや問題により多く触れていく必要があります。
Kさんと同じような悩みを抱えている方たちへ、
まずは「分からなくても良いんだよ」という面持ちで
英語の勉強に取り組んでみてはいかがでしょうか?
もし英語の勉強で周りのペースについていけないと悩んだ時には、
この方法をぜひ今日からでも実践してみていって下さい!
【講師プロフィール】
・名前:岡田
・好きな科目:数学
・子供たちへコメント: 成績を上げることはもちろんですが、
覚える勉強ではなく思考する勉強をする楽しさをぜひ実感してほしいと思います。