中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
つまづきやすい2学期だからこそ、勉強の基本のやり方を再確認しましょう。
今回は、今だからこそ知ってほしい「誰にでもできる基本の勉強方法」について紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
勉強の流れ
①教科書の内容を理解
意外と軽くみられがちですが、教科書とは学生にとっていちばんの参考書です。
まずは、読み飛ばしたりせず教科書を読みましょう。
時間がかかっても大丈夫。一文ずつ、「これはどういう意味だろう?」と考えながら進んでいきます。
特に数学・理科は、学校の授業でも教科書本文をさらっと飛ばしてしまうことも多いです。なので家庭学習で教科書を読み込みましょう。
どんなに難しい問題も、教科書に書かれている事の応用でしかありません。基本となる考え方を教科書から読み取ることが勉強の第一ステップです。
②暗記する
勉強の流れの中で、時間をかけるべきなのはこの“暗記”。
勿論暗記よりも「考える力」を養うという考えがどんどん取り入れられていますが、覚えることが出来ていないと、考えるというステージにすら立てないという状況があるのも事実です。
どの科目でも、単元ごとに重要な公式や単語、人物名があります。
数学なら公式、英語や国語なら文法・単語がそれにあてはまります。
暗記するのは苦手という人も多いでしょうが、一度暗記してしまえば今後の勉強がぐっと楽になります。
ポイントは五感を使うこと。
目で見て、声に出して、耳で聞いて、実際に書いて…
ひとつの感覚しか使わないよりも、複数の感覚を使った方が記憶に残りやすくなります。
③問題を解く
教科書の内容を理解し、暗記が出来たらいよいよ問題に取り組みましょう。
すべての問題は基本から成り立っています。
分からなくなったら、教科書を読む所からもう一度やり直してみると良いでしょう。
重要事項をきちんと暗記出来ていれば、教科書の内容がすんなりと頭に入ってくることでしょう。
そこで新たなひらめきができたり、問題の解き方についての道筋を発見しやすくなります。
④自分の弱点を知る
テスト形式の問題を解いて自分の弱点を知ることで、今後やるべきことを見つけましょう。
スラスラ解けた問題、試行錯誤してやっと解き方を見つけた問題、手掛かりは分かるが途中で行き詰ってしまった問題、全く分からなかった問題、とジャンル別に分けて分析していきます。
なぜ間違えたのかしっかりと分析し理解することで、確実に学力は上がっていきます。
今回は誰にでも実践できる勉強のやり方を紹介しました。
地道な作業ですが、繰り返すことで絶対に結果に現れていきます。ぜひ実践してみてください。
次回は、その勉強のやり方を使って基礎の見直しをする方法について紹介します。