中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の三井です。
いよいよ12月ですね。
みなさんインフルエンザの予防は大丈夫ですか?
とくに受験生のいるご家庭はお気をつけてくださいね!
今回は前回に引き続き、勉強を少しでも楽しくさせる方法について
お話ししていきたいと思います。
今日お伝えする勉強法は、
「クイズ形式で勉強しよう!」というものです。
本当にシンプルすぎて肩透かしを食らったかのように思うでしょう。
ですけど、これが実際に小中学生には特に効果があるんです!
勉強が嫌いなお子様でも、テレビのクイズ番組は楽しく見ているなんてことがありますよね?
勉強を「やらなければいけないもの」と身構えると抵抗感が生まれてしまいますが、
クイズ形式のゲーム感覚で行えば、その抵抗感を取り払うことが出来るんです。
また、この方法にはもう一つの利点があります。
それは、学んだものの結果や成果を子供がすぐに感じられるという点です。
定期テストまで結果や成果が形として出ず、
そこまでなかなかモチベーションが続かない子供には
「クイズを出してもらい、それに答えて正解する」という
短い時間で成果が感じられるこの方法は効果的です。
やっぱり正解すると嬉しいですし、
ゲーム感覚で学んだものの方が子供はよく覚えていたりするんですね。
では、どのようにクイズ形式で勉強をしてもらうか。
実際に私が担当している教室で行って効果が出た実例をお話したいと思います。
まず、①出題する範囲を決めます。
出題する問題は、英語なら英単語、国語なら漢字、理科と社会では重要語句。
パッと答えられるもの、尚且つテストのために覚えなければいけないものを出題します。
次に、②覚える時間を設けます。
覚える時間は10分~15分ほどで、ただ見て覚えるのではなく、
ノートなどに語句を何度も書いて覚えてもらいます。
そして、③時間になりましたらクイズ開始!
問題文を読み上げて子供に答えを紙に書いてもらいます。
口頭でのクイズも良いのですが、
英単語では綴りが、理科と社会では漢字が書けていないといけないので、
極力紙に書いてもらいます。
友達などの複数人で行うと競争性、
ゲーム性も増すので子供達はさらにやる気になってくれます。
「え、これだけ?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、実際にこのクイズをテスト前に定期的に行い、
テスト後に「先生と一緒に覚えたところ、テストで書けたよ!」と
話してくれた生徒もいます。
いつも同じ勉強法だとどうしても子供は飽きてしまい、
集中力がなかなか続きません。
(子供の集中力に関しては、「子供の集中力が続かないのはなぜ?」という記事も合わせてご参照ください)
ですが、こういったちょっとしたアクセントを加えるだけで、
勉強へのマンネリ化は防ぐことができ、
本当に勉強が嫌いな子供でも抵抗感を軽減させられるんです。
お家でも簡単に行える勉強法なので、
日頃の勉強に少し取り入れてみてください!