中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の服部です!
学校によりますが期末テストの時期になってきました。
中3生にとっては内申の決まる、重要な次期ですね。
前回までで、「数学の勉強法」について
大方説明させていただきました。
今回は、自分の担当している教室の実例をお伝えしたいと思います。
まず、前提として知っておいてほしいこと。
実は、数学に関して年々、習う内容が前倒しになってきていることをことをご存知でしょうか?
保護者さんの中には、
「自分の頃はこんなに理解できていないことはなかった。」
といったことを聞くことがよくあります。
講師としては、昔よりも難しくなっているのは確かなので
まずは、優しい目で見てげてほしいなとたまに思います。
…さて、改めて今回紹介しますのは
私の教室にいます中3の男の子Aくんです。
Aくんは通常のテストでは、数学が非常に苦手で常に40点台・・・
保護者の方もかなりあきらめている状態でした。
まずは、入試を踏まえて苦手を洗い出していくために、1通りの総復習をして見ると
その中で「分数」からすでにつまづきがあることが発覚しました。
そこで行ったのが、
①分数の部分をまず1週間重点的に行う。
②次に、基礎部分をテキスト3周やってもらう。
③全部正解していたら次の段階へとすすめる。
これらを繰り返し行ってもらいました。
その中で、途中式についても必ず書くように注意していました。
以前にもご説明しましたが、途中式は自分がどこで間違えたかわかるようにするためにも必ず必要です。
Aくんはやはり、計算ミスが多くあり また約分を頭の中でやっていたので間違いが多くありました。
そういった所を重点的に行い ミスを徹底的に減らしていったところ、
夏休み終了時には、計算ミスが減ることによって「数学に対する嫌悪感」がなくなり、
むしろ『数学が面白くなってきた!』と言ってくれました。
保護者様から「家でも数学を勉強するようになった。」と連絡を頂きました。
そして、Aくんは夏休み中に数学を克服したのか、
夏休み明けのテストでは「80点」という点数をとってわざわざ教室に見せに来てくれました。
保護者の方からも、「初めての点数だ!」と喜びの声を頂きました。
今でも、60点以下はとらずに頑張って勉強してくれています。
私自身、「数学をどうにか生徒に好きになってほしい」と思っているので、
この結果はすごく喜ばしいことでした。
勉強のやり方を知らない子が
一人で勉強をして犯してしまう2つの過ちがあります。
それは
①自分のやりたいところをやる
②自分のやりやすいところをやる
です。
でも、きちんと躓いているところをやらせてあげればこんなにも成果として出てきます。
苦手部分を見つけて克服してあげることが一番の勉強嫌いからの脱出方法だと思います。
数学に対して数週間に渡って、ご説明させていただきましたがいかがでしたでしょうか?
また、閲覧よろしくお願いします。