中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
休校がいつ終わるかもしれない今日この頃。
学校から郵送で課題が送られてくるお子様も多いと思いますが、きちんと取り組めているでしょうか。
学校によって課題の量は様々です。
膨大な課題を出すところもあれば、1日1時間くらいで終わってしまうような量のところもあります。
余力があれば、学校の課題以外にも自主学習をするべきです。
今回は、家庭でできる中学国語の勉強についてお話します。
まず、中1と普段国語のテストで平均以下の点数をとることが多い中2、3です。
国語の勉強は主に
- 漢字の暗記
- 読解力の養成
に分けることができます。(古典や漢文もありますが、とりあえずそれは置いておきます。)
過去の国語のテストを見返してみてください。
漢字の失点が多く、普段漢字の勉強を特別やっていないお子様は、毎日漢字練習をする時間を5分とりましょう。
その際、「漢字を覚えよう」とするのではなく「正しい書き順でかけるようにしよう」と考えてください。書き順が曖昧な方はお手本を見ながら1字10秒〜20秒かけて書くつもりでゆっくり書きましょう。
読解力が問われる問題で失点の多いお子様は、1〜2年、学年を遡ってその学年の教科書の文章を読んでみましょう。
現学年のものより、読みやすいと感じるでしょう。習ったことのある教科書本文であれば、なおさら読みやすいはずです。
教科書を読んで内容がわかったら、1〜2年遡った学年専用のワークやテキストを買って読んでみましょう。
「読んだことはないけど内容は現学年より易しいもの」でトレーニングしましょう。
次に、中2、3で国語が得意なお子様の勉強についてです。
どちらかというと中学では現代文の文法を中心に勉強しますが、高校に入学すると、古典文法を本格的に勉強します。
この休校期間中に、現代文の文法がある程度わかるようになってきた(文節に区切る、品詞分解できる)お子様は高校範囲の古文の文法に少し触れてみるのはいかがでしょうか。
一から文法書を読んでいく、というよりは教科書の文章のこの部分はなぜこういう意味になるのだろう?と思った時に文法書を開いて調べてみるのが有効でしょう。
もちろん不慣れな分野でしょうから最初はかなり時間と労力を使うと思います。ですが、いつもやっている勉強よりも高度なことをするというのは、とても新鮮で大切な経験だと思います。
また、模試を受けたことのあるお子様は、今まで受けた模試の成績を見てみてましょう。
自分に知識が足りないのか、はたまた読解力が足りないのかを分析してどちらに重点を置いて勉強しなくてはならないのかを考えましょう。
他の教科でも大切なことですが、国語でもそれは同じです。
国語は、じっくりと腰を据えて勉強することが大切な教科です。
漢字をやる!と決めたならば1ヶ月同じ勉強を続けてみましょう。
1日3ページ漢字練習をする、と決めたら少なくしたり多くしたりせずに1ヶ月続けてみることが大切です。
「継続は力なり」です。
ですが、継続は決して難しいことではありません。頑張りましょう。