中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の田中です。
「学校がずっと休みで、勉強なんてやる気がでない」とお家でぼやいているお子様、たくさんいらっしゃると思います。
でも、そんな風にしていては、学校が再開してから絶対後悔する、というのも何となくわかっているはず。
今回は、特に小5、6年生のお子様をお持ちの保護者様に向けて「小5、6が今身につけるべき勉強スタイルとは?」をテーマにお話しします。
小学 5、6 年生のお子様をお持ちの保護者様。
お子様の勉強のやり方。そのままでよろしいでしょうか。
よく中学生になった生徒から
「中学から勉強がわからない…」
「授業のペースが早くてついていけない…」
「部活が忙しく勉強できない…」
という声を聞きます。
中学校の授業が始まって、お子様にこんな風につまずいてほしくないですよね。
ではどうしたら良いのでしょうか。
ずばり、勉強のやり方を変えましょう。
小学校と中学校ではさまざまな違いがあります。
例えば
①教科としての英語へ。ひとつの教科となり評定もつく。
②テストは「定期テスト」になり、テストの回数が少なくて一回のテスト範囲がすごく広い。
③宿題がたくさん出る。
④授業スピードが早くなる、内容も難しくなる。
⑤部活、行事で今まで以上に忙しくなる。
小学校では、与えられたことをやっていれば授業についていけた子も、
中学からは“受け身の勉強”だけではついていくのが難しくなります。
必要になるのが、自主的な勉強。
その自主的な勉強ができるようになるため、勉強のやり方を変えていく必要があります。
では、具体的に何をすれば良いのでしょうか。
ポイントは勉強するタイミングと場所決めです。
例えば、「寝る前に歯を磨く」というように、
「◯◯をしたら(する前に)勉強をする」
という行動パターンを決めましょう。
勉強する場所を決めることも重要です。
「その場所に座ったら勉強をする」というような決め方をすると、それまで別のことをしていてもスムーズに勉強に切り替えることが出来ます。
このように決められた行動パターンを繰り返していると、自動的に勉強スイッチが入るように脳にインプットされて勉強習慣が無理なく自然と身についていきます。
習慣になった行動というのはある意味恐ろしいもので、
身に着いてしまえば、意識をしなくても当たり前のようにできるようになります。
いきなり習慣にすることは難しいと思います。
まずは、タイミングと場所を決めてみましょう。
この、「勉強のやり方を変える」は、
中学校生活が本当に忙しくなる前にやってしまうのが一番有効です。
例年だと、部活動が本格的に始まるゴールデンウイークまでがその期間です。
今年はどうなるかわかりませんが、もしゴールデンウィーク明けに学校が始まるのであれば、5月末までには勉強のやり方をものにできてないといけません。
その為にも、今日から勉強のタイミングと場所決めだけでも始めていきましょう。