中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の坂口です。
新しい学年を迎えて一週間が経ちました。
この時期、子どもは慣れない環境の中で、本人も気づかないうちに疲れやすくなります。
また、寒暖差も激しいこの頃です。
保護者の方も周りの大人も、お子さんを優しく見守ってあげたいものですね。
今回は、新年度が始まったタイミングに合わせて
「より良いスタートをきるための勉強」についてのアドバイスをお伝えしていきます。
勉強するうえで大切な作業のひとつに「覚える」があります。
覚えないと先へは進まず、点数も取れません。
まずは勉強における覚え方のコツを知る必要があります。
お子さんの勉強のやり方を思いだしてみてください。
問題を解いた後、答え合わせで〇や×をつけて・・・。
それだけで終わっていないですか。
大事なのは、その後に何を間違えたのか分析することです。
分析、というと難しく感じるかもしれませんが、複雑なことをするわけではありません。
私たちはこの分析を「間違い直し」と言っています。
(間違い直しのやり方についてはこちらの記事を参考にしてください。テスト後にも普段の勉強にも使える間違い直しの方法をお伝えしています。→テスト直しのやり方)
この間違い直しにこそ、意味があります。
自分は何が分かっていて、何が分からないのか。
何が分からないのかが分かれば、分からない箇所を分かるようにするだけです。
自分で調べるのも、先生や友だち、家族に聞くのも良いでしょう。
答えだけではなく、考えて「こうなるんだ。」と分かれば忘れにくくなります。
最後にもうひとつ。
そもそも、勉強って何でしょうか。
例えばAさんはこう言います。「問題を解くだけ。量をやるだけ。」
またBさんはこう言います。「一つでも知りたいからやる。」
Cさんはこう言うかもしれません。「良い点を取って、良い大学に行って、良い会社に入るためのモノ」
どれも正解だと思います。
しかし、どれも性質が異なります。
みなさんはどの考えに一番近いでしょうか。
「勉強」をどう捉えるかによって、その子がどんなやり方で勉強するのかが予想できます。
「覚える」とはあくまで作業であり、目的のための手段であるべきです。
目の前のテストを乗り切るためだけの暗記であれば、いい加減な覚え方をしてしまいます。
でも、理解をする為に覚えた内容は、ただの記号ではなく意味を持ったものとして頭に定着します。
どんなモチベーションで「覚える」作業をするかによって、定着の仕方は変わってくるのです。
ぜひ、自分の目標を達成するための手段として、「覚える」勉強をしてほしいと思います。
そうすれば、覚えるべきことの頭への入れ方が変わってきます。