中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の三井です。
10月に入り、少しずつ寒くなってきましたね。朝、昼、夜の寒暖差が激しくなり、風邪をひいてしまう子どもたちが多い時期です。
夏の名残からまだまだ薄着になりがちですが、学校祭も終わり一気に授業のペースが上がる頃なので、体調管理にはしっかりと気をつけてほしいと思います。
さて、前回は中学1年生の2学期に習う重要な単元、「方程式」についてお話したので、今回は中学2年生の2学期に習う数学の単元「一次関数」についてお話していきたいと思います。(以前の記事「これから大事な「関数」って何?」でも触れましたが、今回は一次関数に絞って話していきます。)
中学2年生の2学期では「一次関数」、「平行と合同」、「三角形の性質」あたりを習いますが、9月~10月ごろは「一次関数」がメインの単元となります。
ザックリ言うと、一次関数とは「y=ax+bの形をした式」のこと、という捉え方で概ね大丈夫です。
この一次関数で何より大切なことは、初めに習う「変化の割合」、「傾き」と「切片」の意味とポイントをしっかり覚えることです。
例えば『「傾き」はy=ax+bのaの部分で、ここの数字によってグラフの傾き具合が変わってくる』などのように、 その単語の意味や性質をはじめのうちに意識して把握しておきましょう。ここを把握できないまま進んでいくと、問題で何を問われているかどんどん分からなくなり、その先に待ち構えるグラフの読み取りや方程式を絡めた問題では手もつけられないという状態になってしまいます。
「傾き」とは何なのか、「切片」とは何なのか。重要語句を見つけて自分の言葉に言い換えてノートにまとめておくと良いです。どれが重要語句か分からない場合は、学校の先生に聞くと意欲も示せて良いかもしれません。
特に、上記の3つの重要語句をしっかりと把握していれば、「一次関数」という軸がぶれずに難しい問題でも少しずつ対応できるようになってきます。
苦手な子はとにかく敬遠しがちですが、上で述べたポイントを理解し、グラフの座標を読んだり、傾きや切片を読み取る練習をしていけば確実に出来るようになってきます。一次関数は中学3年生で習う二次関数を絡めて高校入試に出題されやすい単元です。それでも苦手な子は中学1年の「比例」の基本をもう一度復習し、少しずつ習得していきましょう。