中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の三井です。
本日は国語の作文についてお話ししていきたいと思います。
作文に関しては以前の記事「作文の書き方を知ろう!」、「必見!読書感想文を書くコツ!」でも書かれていますが、ここでは日頃の勉強に10~15分ほどで取り入れられる簡単な作文の練習についてお話していきます。
夏休みには読書感想文や人権に関する作文など宿題として作文を書く機会がありますが、普段の学校の授業ではなかなか作文を書く機会はありません。
また、学校の授業のほとんどは、新しい単元を先生が教えて子どもたちはそれを吸収していくインプットの授業です。自分の意見や考えなどを表現するアウトプットの機会はなかなかありません。
しかし、今の高校入試では理解力と合わせて表現力も試されるような問題が出されています。例えば愛知県の英語の高校入試では、自分の意見を簡潔に英語で述べる問題が出題されるようになりました。
こういった問題への対策のためにも、また論理的思考や自分の考えを上手く要約し表現する能力を身に着けるためにも、週に1回でも良いので少しずつ文章を書かせる時間を作ってみてください。
実際に私の教室の作文が苦手な生徒には、週に1度ぐらいのペースで、文章を書く練習をする時間を少しだけ作っています。
書いてもらう内容はかなりシンプルです。例えば中学生には「中学生がスマホを持つことに賛成か反対か、理由と一緒に書きましょう」、「学校の制服は本当に必要か不必要か、理由と一緒に書きましょう」といった身近で興味が持ちやすく、且つ意見が二極化するものをテーマに200字(原稿用紙半分)程度自分の意見を書いてもらいます。
小学生の場合は「パンとご飯だとどっちが好きですか、理由と一緒に書きましょう」などのようにもっと分かりやすいテーマにして自分の意見を書いてもらいます。
実際に何度か色々なテーマで書いてもらっていると、初めは支離滅裂な文章だった子も、少しずつまとまった文章を書けるようになってきているのを実感します。
作文は子供たちからしたらなかなかに面倒くさく、自分からはやりたがらない子が多いです。だからこそ、こちらから楽しい題材を用意して少しずつ慣れるように練習する機会を作ってみてください。