新学期の「生活習慣」、まだ整っていなくても大丈夫。今から定着させる3つのコツ

新学期が始まってしばらくすると、「朝になると学校に行きたがらない」「学校に行く時間になるとお腹が痛いと言う」「以前より口数が減った」など、子どもの変化が見られることがあります。
保護者としては、「このまま休ませて大丈夫なのだろうか」「休み癖がついたらどうしよう」と不安になるものです。
ただ、学校への行き渋りが見られたとき、最初から「どうしたら学校へ行かせられるか」を考える必要はありません。まず大切なのは、子どもにとって何が負担になっているのかを知ることです。

「学校に行きたくない」と言っていても、その理由は一つとは限りません。
友達関係、授業についていくことへの不安、先生との関係、朝起きることのつらさ、夏休みからの生活リズムの変化、疲れがたまっていることなど、いくつもの要因が重なっている場合もあります。
しかも子ども自身が、その理由をうまく言葉にできないこともあります。
だからこそ、「何が嫌なの?」とすぐに答えを求めるより、「朝が一番つらい?」「学校に着いてからはどう?」「最近、疲れている感じはする?」など、場面を分けて聞いてみるのがおすすめです。
「学校が嫌」という大きな言葉を、そのまま受け取らないことがポイントです。

行き渋りがあると、「みんな行っているよ」「今日だけでも頑張ろう」「休んだら後が大変だよ」と、何とか登校させようとしてしまいがちです。
もちろん、登校を促すことが必要な場面もあります。
しかし、子どもがすでに強いストレスを感じている場合、言葉で説得することがかえって負担になることもあります。
そこで一度、子どもの様子を観察する期間をつくってみましょう。
朝だけつらそうなのか、日曜日の夜から変化があるのか、学校の話をすると表情が変わるのか、帰宅後は元気なのか。それとも、食欲や睡眠、家庭での様子まで変わっているのか。
「学校に行ったか」だけを見るのではなく、子どもの生活全体を見ることが大切です。

行き渋りが続くと、保護者も「自分の対応が悪いのでは」と悩んでしまいます。
しかし、子どもの状態によっては、家庭だけで解決しようとする必要はありません。担任の先生や学校の相談窓口、必要に応じて専門機関などに相談することも大切です。
特に、睡眠や食欲の大きな変化、身体症状が続く、学校以外の場面でも元気がないなどの変化がある場合は、「学校へ行かせる方法」だけに目を向けず、早めに周囲へ相談しましょう。
保護者が最初にできることは、子どもを学校へ押し出すことではなく、子どもの変化を丁寧に見ること。
「行く・行かない」の結論を急がず、「この子はいま何に困っているのだろう?」という視点を持つことが、次の対応を考えるための第一歩になります。
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