冬休みが始まると、学校の授業が一時的にストップするため、お子様の勉強リズムが崩れがちです。
この期間に「学習習慣」を維持できるかどうかが、休み明けの学力向上に大きく影響します。
今回は、
①なぜ学習習慣を継続する必要があるのか
②家庭で簡単にできる工夫
についてお伝えします。
学習習慣が冬休みに必要な理由
冬休みは比較的短いとはいえ、勉強しない日が続くと「勉強しないこと」が習慣化してしまいます。
長期休み明けに、勉強モードに戻るのが難しくなるケースが多く見られます。特に小中学生の時期は、学習習慣を固める大切な時期です。
「継続は力なり」という言葉があるように、毎日勉強を続けることで学力は確実に向上します。一方で、勉強しない期間が続けば、学力の定着はもちろん、学ぶ意欲そのものが低下してしまう可能性があります。
学習習慣を無くさないためのポイント
1. 学習時間を固定する
毎日「同じ時間」に勉強することで、自然と習慣化されます。朝ごはんの後や夕食前など、生活の中で時間を決めておきましょう。短い時間でも、とにかく毎日継続することが重要です。
2. 小さな目標を設定する
「1日1ページ勉強する」「漢字を10個書く」など、達成しやすい目標を立てて達成すると、達成感を感じ、学習への意欲が高まります。最初は無理のない目標でスタートし、少しずつレベルを上げていきましょう。
3. 勉強内容を見える化する
「勉強したこと」をカレンダーやチェックリストに書き出し、見える形で残すと効果的です。お子様が自分の努力を確認しやすくなり、「続けられてる」という自信につながります。
4. 親子で振り返りを行う
勉強の後に「今日どんなことを学んだの?」と親子で一緒に振り返りをすると、学びが定着しやすくなります。また、保護者の方から「よく頑張ったね」と声をかけることで、子どもの自己肯定感も高まります。
学習の質と量をあげる工夫
学習習慣を維持した上で、さらに学びの質や量を上げる工夫も考えてみましょう。
まず1日の勉強時間の一部を「苦手克服」に充てることです。新学期を迎える為の自信がつきます。
それと共に大事なのが、興味があることを学ぶこと。
教科書の勉強だけでなく、お子様が興味を持つ内容の本やドリルを取り入れてみましょう。学ぶ楽しさを感じることで、勉強が「やらされるもの」ではなく「やりたいもの」に変わります。
また、学びの環境を整えることも大切な工夫のひとつです。
リビングの一角や子ども部屋など、集中しやすい場所を確保してあげましょう。気が散るものは目に入らない環境を作りましょう。
冬休みこそ継続の力を育てる
長期休暇だからこそ、「継続は力なり」を意識し、毎日の家庭学習を途切れさせないことが第一です。その上で学習内容の質や量を少しずつ高める工夫を加え、新学期に向けた準備を万全にしましょう。
保護者様は、子どもの学びをサポートしてあげられる存在です。
ちょっとした声がけやサポートが、子どもの自信とやる気を育てる大きな力になります。
この冬休み、ぜひお子様の「学びの継続」を一緒に応援していきましょう!