中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回は習慣化する方法をお話ししましたが「本当に習慣化できるか不安」「挫折したらどうしよう」と思う方もいるかと思います。
そこで第3回目となる今回は、上手く習慣化するコツを紹介していきますね。
邪魔なものは排除する
- 「勉強を習慣化したいけど、どうしてもゲームをしてしまう」
- 「毎日15分の読書を習慣化したいけど、友達からLINEがあるとついつい返信してしまい読書の時間がなくなる」
といったように、習慣化を邪魔している要素があるかと思います。
これを行動科学では“ライバル行動”と呼びますが、ライバル行動の素となっているものを排除すると、行動目標を習慣化しやすくなります。
19:00~20:00の勉強をする時間帯は親にスマホを預ける、電源を落とす、などの方法で、邪魔なものを排除していきましょう。
レコーディングする
行動目標の達成を記録していくと自分の努力が目に見えて分かるので、達成感を得やすく次のモチベーションにもつながります。
ノートに勉強した時間を書いたり、読書をしたらカレンダーに丸をつけたりといった簡単な方法でかまいません。
重要なのは“できたか、できなかったのかをパッと見て分かりやすい状態にする”ということです。
家族や友達に宣言する
決めた行動目標は、家族や友達などに宣言しましょう。
周りの目、厳しい言い方でいえば“監視の目”が増えますし、頑張って続けられていれば、褒めてもらえるので、やる気もアップします。
逆に怠けていれば指摘してもらえて、習慣化しやすい状況を作れるのです。
このときに、褒めすぎるということはありませんので、親御さんにはお子様の努力を毎日でも褒めてください。
「挫折=悪」ではありませんし、途中で上手くいかなくてもまたチャレンジすれば良いので、失敗を恐れる必要はありませんが、できることならスムーズに習慣化したいですよね。
3回にわたって、新年度に取り組んで欲しい「習慣化」についてご紹介してきました。
今回の記事を参考に、ぜひ新年度からの習慣化に取り組んでみてくださいね。