中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回は「知るだけで満足している」といった問題点の解決策をお話ししました。
大人でも陥りがちなので注意していきたいですね。
今回は、努力そのものを楽しんでいないかについて考えていきましょう。
努力そのものを楽しんでいませんか?
「楽しんで努力できるなんて、素敵なことじゃない?」「楽しく勉強するからこそ、継続できるのでは?」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
お子様が楽しんで勉強ができるのは、とても素晴らしいことです。
しかし、少し立ち止まって考えてみてください。
- 今日は3時間も勉強ができた!
- 30分でワークを5ページもできた!
- 漢字練習を2ページもやった!
お子様の笑顔の報告は嬉しいですが「努力した量」に目を向けていませんか。
勉強の目的は「分からないことを分かるようにする」です。
「分からないこと・できないことが、分かるように・できるようになった」この楽しさはお子様にたくさん感じていただきたいですし、それがあるからこそ勉強を継続できます。
「どれだけ理解できたか」に重点を置く
長時間勉強ができても、たくさんのページを進められても、中身は伴っているでしょうか。
本当に大切なのは量ではなく、内容です。
「どれだけたくさんできたか」ではなく「どれだけ理解できたか」なのです。
もちろん、頑張った努力(量)は認めてあげてください。
そのうえで、どれだけ理解できたか(内容)に注目して、褒めてあげましょう。
もしも、内容があまり充実していないと感じるならば、どうしたら充実するかをアドバイスしてあげましょう。
努力をできるお子様ですから、内容を充実させることもすぐにできると思います。
「どのように内容を充実させれば良いか分からない」「効率の良い勉強法が知りたい」といった方は、いつでもお気軽に当塾の講師にお声がけいただければと思います。