中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
2020年は、新型コロナウイルスの影響により、全国的に休校措置がとられました。
それにより、休校中でもオンライン授業ができるICTの活用がさらに注目されるようになりましたね。
次第に環境が整ってきているICT教育。しかし実際には、まだ十分な活用がされているとはいえません。
教育現場でのICTは、今後どのような活用が見込まれているのでしょうか。
今回は、学校現場におけるICTの活用について、2回に分けてお話していきますね。
ICTと教育
ICTとは「情報通信技術」を指します。
教育現場におけるICTは一つのツールであり、子どもたちの理解力を高めたり、興味や関心を引き出したりするための道具です。
ICT教育は「教育のデジタル化」で、電子黒板やパソコン・タブレット、インターネットなどの情報通信技術を使用した教育のことを指します。
文部科学省では、教育現場におけるICTの活用を推進しています。
- 多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、個別に適正化されたICT環境により、資質・能力を確実に育成する
- 教師生徒の力を最大限に引き出す
上記を目標として、1人1台の端末と通信環境の整備が進められています。
文部科学省の調査によると、100%とまではいきませんが、96%以上の小中学校で端末の利活用が開始されています。※1
教育現場でのICT活用は効果的?
「ICT教育には、本当に効果がある?」「逆に学力が下がってしまうのでは?」
多くの保護者の方が気になるのは、ICT教育の実際の効果ではないでしょうか。
文部科学省の委託で実施された調査では、「ICTを活用した授業は効果的」といった結果が分かっています。※2
小・中・高の算数(数学)や社会、理科のテストにおいて、ICTを活用しなかった授業よりも、ICTを活用した授業のほうが、点数が高い結果となりました。
児童・生徒の「関心・意欲・態度」はもちろん、各教科の点数「知識・理解・技能・表現」でも高い効果が明らかになっています。
参考※1端末利活用状況の等の実態調査(令和3年7月末時点)(確定値)/文部科学省
※2教科指導におけるICT活用/文部科学省