中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
「なぜ数学(算数)」を勉強しなきゃいけないんだろう?」という疑問は、だれもが一度は抱いたことがあるものだと思います。
特に苦手な教科になれば、余計にそういった気持ちは強くなるもの。もしお子さまに質問されたら、どのように答えれば良いのでしょうか。
そこで今回は、数学(算数)を勉強する理由を聞かれた時の答え方についてお話します。
数学(算数)を勉強する理由は?
勉強に必要性や興味を感じられないと勉強が退屈な作業になってしまい、数学(算数)嫌いになってしまう可能性があります。
「やらなくちゃいけないから」といった漠然とした答えではなく、お子さま自身の身近な生活や、将来に関連付けた回答ができると良いでしょう。
身近な生活に関連付けて答える
数学(算数)の勉強が必要な理由の説明として、最も身近に感じられるものの一つは買い物でしょう。
自分がいくら持っていて、いくら使うことができるのかを考えるとき、必ず数学(算数)の知識が必要になります。そんな時に出てくるのは「計算機を使えば、自分で計算する必要はない」という意見ですが、どういった計算が必要なのかまでは計算機は考えてくれません。
「なぜそうなるのか」を理解できていなければ、知識を活用することは難しいものです。数学(算数)を勉強することは、「なぜそうなるのか」を理解するための練習であり、知識を活用していくための土台作りと言えるでしょう。
将来と関連付けて答える
勉強して深い理解を得ることで、将来の夢の選択肢が増えることもあります。
例えば数学(算数)の知識を活かせる職業は、数学の先生だけではなく、公認会計士やエンジニア、データサイエンティストなど多岐にわたります。
数学(算数)が苦手だなと思っているお子さまには、将来の可能性を広げられるものとして数学(算数)の必要性を説明してみると、興味が湧いてくるかもしれません。
勉強する理由は人それぞれですから、必ずしも「○○だから」というはっきりとした答えが出ないこともあるかもしれません。
お子さまと一緒に考えてみて、自分なりに納得できる答えが見つけられると良いですね。
◎参照
早稲田大学 基幹理工学部・研究科「数学を学ぶ理由(数学科)」https://www.fse.sci.waseda.ac.jp/post5864/