中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の三井です。
前回は本を選ぶ際についてのお話をしましたが、
今回は読書を続けてもらうための方法についてお話ししたいと思います。
まずお伝えしたいのは、「始めは小さいハードルを設定してあげる」ということです。
子供に読書を習慣化させるには、『読書=やらされるもの、嫌々で読むもの』という
イメージは絶対につけてはいけません。
大人でもそうですが、嫌々だとどうしても続きません。
逆に「楽しい」と感じてくれたら、自分からすすんで続けてくれます。
お子様につけてほしい読書の習慣は「嫌々する読書の習慣」ではなく「楽しく続ける読書の習慣」です。
なので、いきなり「1週間に1冊読む」、「1日1時間は読書の時間を作る」などの高い目標を設けずに、
達成できそうな小さな目標から始めましょう。
具体的に言うと、まずは1日10分の読書から始めてみましょう。
あまりにも短いと感じる人もいるでしょうが、
普段本に触れない子に対しては、まずはこのぐらいの時間からでも大丈夫です。
大切なのは、1日に読む時間の長さよりも、
短い時間でも本を毎日読むという習慣を付けることです。
はじめは10分の読書で本を読むことに慣れてきたら、少しずつ時間を増やせばいいですし、
興味がある本なら自分から長い時間読むようにもなりますので、
まずは本に触れさせることからスタートさせましょう。
次に大切なのが、「場所」と「時間」を決めることです。
読書をするときはここで!という場所を作ると、習慣化につなげやすくなります。
テレビやゲーム、遊び道具などの誘惑のない場所を作り、部屋の一角でも構わないので、
読書に集中できる環境を整えてあげましょう。
また、読書をする時間で適しているのは夕飯の前か就寝の前ですが、
大事なのはその決めた時間を守るということです。
その時間が来たら絶対に本を開くというルールを作ることが大切です。
また、子どもが本を読んでいるときは、
できればお母さんも近くで読書をしてみてほしいです。
お手本を見せるという意味もありますし、
だれかと一緒にやる方が気持ち的に楽になり、続けやすくなるからです。
ぜひ、実践してみてください!