行動科学で不安を和らげる!子どもが安心できる家庭のつくり方
受験直前!お子様の合格を願うあまり「頑張れ!」と声をかけたくなるのではないでしょうか。
受験はお子様自身の戦いではありますが、家族のサポートが不可欠です。
そこで今回は、お子様が当日に自信をもって最大限の実力を発揮できるよう、有効な声かけを紹介しますね。
焦らせない
「お兄ちゃんは〇〇だった」「〇〇くんは・・・」などの他者との比較はNGです。
また「合格する自信はある?」「大丈夫なの?」といった問いかけも避けましょう。
兄弟や他の子との比較は、焦りを感じてしまう子もいれば「自分にはできない」と諦めの気持を持ってしまう子もいます。
さらに、親御さんの不安や心配は、お子様をも不安にさせてしまいます。
受験直前のネガティブな声かけは、絶対にしないようにしましょう。
信じていることを伝え、行動を促す
お子様が自分の実力を最大限に発揮できるようにするには、どのような声かけが有効なのでしょうか。
- 〇〇くん(ちゃん)なら大丈夫!
- 今まで一生けんめい受験勉強してきたもんね!
- 応援しているよ!
- 最後まで頑張ろうね!
- 自分の力を信じなさい
親御さんの「あなたを信じている」といった声かけは、お子様にとって嬉しいものであり、頑張る原動力となります。
冒頭にもお話ししたように「頑張れ」と言いたくなるかとは思いますが、おすすめしたいのは「頑張れ」よりも『頑張ろうね!』です。
実際に受験をするのはお子様自身ですが「頑張ろうね」の声かけから、「親も一緒に戦ってくれるんだ・一人じゃないんだ」といったことが伝わり、心強く思うはずです。
今までのお子様の努力を認め、信じていることを伝えると、お子様の自己肯定感も高まり「自分なら大丈夫」といった思いを抱けます。
そのため、最後まで頑張る気力や勇気を引き出せるのです。
たくさんの言葉はいらない
いろんな言葉をたくさんかけてしまうと、たとえそれがポジティブな言葉であっても、お子様のプレッシャーになってしまいます。
「信じている・応援している・一緒に頑張ろう」これさえ伝われば、多くの言葉は必要ありません。
親御さんの思いは、行動からでもちゃんと伝わります。
受験当日は、いつも通りに送り出してあげてください。そして、受験から帰ってきたら笑顔で「お疲れ様。頑張ったね」と迎え入れてあげてください。
受験はお子様も大変ですが、親御さんも大変ですよね。ですが、今が親御さんにとっても、もうひと踏ん張りのときです。
お子様が100%の実力を発揮できるよう、最後のサポートをしていきましょう。