中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
「受験生は夏休み中1日8時間勉強をする」とはいえ、効率の悪い勉強をしていれば、ただただ時間がもったいないです。
勉強時間も確かに大切ですが、勉強の内容が大事。
今回は、受験生が夏休み中にできるワンランク上の行動についてお話しします。
基礎を徹底的にマスター
今の3年生は中学入学前からしばらくコロナで一斉休校だったため、基礎力をしっかりと築けていないお子様が多い傾向があります。
そのため、夏休み中は中学校で今まで習った範囲を総復習しましょう。
基礎固めはとても大事。たとえば、食材の下ごしらえの仕方を知らないのに美味しいカレーは作れないですよね。
勉強もそれと同じで、基礎がしっかりと分かっているからこそ応用問題が解けるのです。
「もう知っている・分かっている」と自分を過信せずに、基礎をしっかりと固めていきましょう。
問題集でそのつど実力チェック
重要なポイントをノートにまとめたり、漢字を何度も書いて練習をするのは有効な勉強法です。
しかし、それだけでは効率の良い勉強ができません。
ある程度勉強が進んだら、そのつど問題集やワークを解いて自分の実力のチェックをしましょう。
さらに、分からなかったところや解けなかった問題、間違った問題はすぐに直してノートにまとめます。
間違った問題だけを抜き出してポイントをまとめた「自分だけの間違い直しノート」を作っておくのも〇
スキマ時間に暗記学習
勉強時間以外でもスキマ時間を利用して暗記学習をしましょう。
スキマ時間を利用した暗記学習を生活の一部に取り込むイメージで進めていくと良いかと思います。
見て覚える・声に出して覚える・聞いて覚える・人に問題を出して覚えるなど、暗記の仕方は一人ひとりに合った方法があります。
この機会に色々なスキマ時間の利用法を試してみて、自分に合った暗記学習を見つけられるといいですね。
志望校の過去問に取り組む
夏休み中に1回は志望校の過去問に取り組んでみましょう。
とはいえ、全て解けなくて当たり前です。2学期に習う部分はまだ勉強していないのですから。
しかし、高校入試には中学1・2年生に学習した範囲も多く出題します。
しっかりと基礎がマスターできていれば「あれ?意外とできる!」と思うもの。
また、過去問に取り組むことでなんとなくの出題傾向も分かりますし、今後の受験勉強にも役立ちます。
2学期の予習もサラッとやっておく
夏休み終盤に近付いたら、2学期に習う部分の予習をサラッとやっておくのも良いです。
その際はあまり時間をかけすぎず、教科書を何度か読む程度で大丈夫です。
予習を軽くしておくと、2学期に入ってからの授業の理解度が増す効果があります。