中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
「なんとなくやる気がでない」「なんとなく勉強できない」
誰にでも、そんなときはあると思います。
今回は、いざ机に向かっても勉強が手につかないときの対処法についてお話していきます。
なぜやる気が出ないの?
夕飯を作り始めるまえに「なんとなく今日は作りたくないな」と思うときはありませんか?
この「なんとなくやりたくない」は、お子様も感じるときがあります。
親御さんであれば、例えば「家族のために」と自分を鼓舞して頑張れる場合があるかもしれませんが、お子様はやる気がでないと、「じゃあ勉強しない」となりがちです。
机に向かってもなんとなく勉強したくなくて、ぼーっとしてしまったり手が止まってしまったり。
集中して勉強するためには、この「なんとなく」の正体を突き止めることが重要です。
- 「今はマンガを読みたいから勉強をしたくない」
- 「部活で疲れていて勉強をしたいと思わない」
- 「眠いから集中できない」
など、なぜやる気がでないのかを言語化してみましょう。
言語化することで「なんとなく」の正体や自分の今の状態が分かります。
勉強を邪魔する因子を取り除く
「なんとなく」に対して「なぜ?」と問い、自分の状態を言語化することができたら次のステップに進みましょう。
- 「マンガを読みたいから」であれば「30分集中して勉強したら、マンガを読む」
- 「部活で疲れて」であれば「今日はすぐに寝て、翌日の朝1時間早く起きて勉強する」
- 「眠いから」であれば「15分だけ仮眠をとってから勉強する」
勉強を邪魔している因子は、上記のような方法で取り除くことができます。
『自分の状態を言語化→そこから得たヒントをもとに、勉強を邪魔している因子を取り除く』
というような作業ができるようになりましょう。
とはいえ、お子様だけでは上手くできないときもあると思います。
そんなときは親御さんが「なぜやる気が出ないんだろう?」「学校で何かあった?」「勉強のほかに何かやりたいことがある?」などの声掛けをして、勉強を邪魔している因子を引き出す手助けをしてあげてください。
「なんとなく」「なんだか、もやもやする」そんな自分の状態を言語化することは、日ごろの家庭学習やテスト勉強、受験勉強だけでなく大人になっても役立ちます。
自分の心の状態に耳を澄まし、言語化して頭のなかを整理する。
目標や目的に向かってスムーズに突き進む方法を、今のうちに身につけられると良いです。
お子様の「なんとなくやる気がでない」ときの対処法として、ぜひ参考にしてみてくださいね。