中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、教室長の丹下です。
この時期、定期テストが終わってひと段落というお子さんは多いのではないでしょうか?
テスト真っただ中のお子さんもいると思います。
テストが終わればもうすぐ夏休みだーとワクワクしているところかもしれませんが、
必ずテスト直しを行ってからお休みを迎えさせるようにしてほしいと思います。
そこで、テスト直しのやり方については以前にもお伝えしましたが(まだご覧になってない方はぜひこちらをご覧ください→テスト直しのやり方)
今回は、「自分の弱点・苦手を見つけてみよう」をテーマにお話します。
生徒さんを見ていると、みなさん自分の得意・苦手はなんとなく把握できているのかなと思います。
例えば数学で言えば、計算問題はできるけど、文章問題が全くできないとか、
社会なら、歴史は得意だけど、地理は苦手とか・・・
でも一度お子さんと見直してみてください。
これって本当にテストでも同じような結果になっているのでしょうか?
私の教室の生徒にもいますが、テストの反省を聞くと決まって
「応用問題ができなかった」
と答えます。でも、できなかったのは本当にそれだけなのでしょうか?
どのテストも応用問題はせいぜい30%出ればいいほうです。
となると、確実に基本を押さえれば70点ほどは取れることになります。
「文章問題が・・・」「応用が・・・」と答える生徒の点数を聞くと
50~60点台前半の子が意外と多いです。
確かに応用問題の方が配点は高いので、そこでミスがあるとぐっと点数は落ちてしまいます。しかし基本問題に目を向けると、いつも何かしらケアレスミスが3~5個ある子が非常に多いです。
その子たちの弱点は、本当に応用問題なのでしょうか?
普段宿題などで問題を解いているときと、テストのときとでは大きく2つ状況が違います。
- 時間制限の有無
- 授業を受けて学習してからの間隔の長さ
この2つが違うと出来に差が出てきます。
計算は得意なはずなのにテストで必ずミスがあるという子は、実はものすごく時間をかけないと計算が正確にできないのかもしれません。また、見直しをしていないかもしれません。
間違え直しも、難しい問題だけは念入りにやって、「これはうっかりミスだから」と簡単な問題は直しをやらないことはありませんか?
どれだけ基本的な問題でも、回数をこなさないと精度もスピードも落ちてしまいます。
夏休みに入ると、1学期の復習をするお子さんも多いと思います。
休みに入る前に、自分の間違えのパターンを見つけておくと、今後の勉強に生かせますよ!
もう一度お子さんと一緒に返ってきたテストを見てみてください。