行動科学で不安を和らげる!子どもが安心できる家庭のつくり方
こんにちは。個人指導専門塾の岡田です。
10月も後半。肌寒い日が続く季節となってきましたね。風邪が流行りだす時期です。
くれぐれも体調管理に気をつけて、万全な状態で学校生活を送れるとベストですね!
さて、今回は期末テストに向けて、時間の使い方に焦点を当てた学習計画の立て方についてお話します。
成績が伸びやすい生徒は、勉強の時間管理が上手です。
「今日は〇〇と△△をやりたいから、まずは〇〇を30分で終わらせよう。」
「この問題は、〇〇分考えてわからなかったら次に行こう。」
など、一つ一つの勉強に「時間」を指標として計画を立てることが出来れば、学習にメリハリがつきます。
例えば、「この問題集のこのページをやり切る」という目標があったとします。
「この問題は10分で出来た、次の問題も10分で出来そうだ。」と考えながら問題を解いていると、
自ずとスモールゴールを設定しながらひとつずつ達成していくことになります。
時間設定をしながら解くクセはテストのペース配分の練習にもなります。
どんなに小さなことでも目標を設定することは大切ですが、最も指標にしやすいのが「時間」なのです。
では、時間管理の出来た学習をするにはどうすれば良いのでしょうか。
ポイントは下記3つです。
①できない事や苦手な単元を「見える化」する
②それらの単元に「合格点」をつける
③それぞれピックアップした単元を「1単元30分」で勉強時間に組み込む
では、具体的に説明していきます!
①出来ない事や苦手な単元を「見える化」する
最も出来ない単元を3つに絞ります。
なぜ目標を3つに絞るのかというと、最も明確に目標達成出来る数が3つといわれているためです。
漠然と「今回のテストの数学が苦手」と思っているだけでは、どこを勉強すれば良いのかわかりません。
学校の授業と並行してワークや問題集を進めて正答率で苦手単元を判断する、などより客観的な目安があるとなお良いです。
お子さんの「なんとなく苦手」からどこがどう苦手なのかを「見える化」してリストにしましょう。
②それらの単元に「合格点」をつける
「○○で~~点以上正解出来たら合格。」というように目標設定しましょう。
また、「合格したら勉強終了時に30分だけスマホゲームをしても良い」のように
ご褒美をつけると、よりお子さんの学習行動を引き出すことが出来ます。
目標を決めたら、書きだしたものをリビングなど保護者の方もお子さんも目にするところに貼りましょう。
③それぞれピックアップした単元を「1単元30分」で勉強時間に組み込む
テスト前は、出来ない問題に時間をかけるよりも、出来そうで出来ない問題を出来るようにするのに時間をかけることを優先します。
1単元を30分とすることで、出来ない問題で立ち止まったり考えすぎたりすることを防ぎます。
タイマーをセットして、
25分間ひたすら問題を解き続ける→タイマーが鳴ったら〇付けや間違えた箇所を5分間でチェック
これを3つの苦手単元に絞っているため、30分×3セットで、1科目あたり90分の時間を確保することができます。
また、テスト勉強時間の確保は一般的にテスト開始の14日前がベストとされていますが、
目標設定の時間をいれ、17日前からスタートさせることが効果的です。
テスト勉強のやり方がいまいちわからないお子さんには、
時間管理を意識した勉強を保護者の方から積極的に取り入れさせてみてください!