行動科学で不安を和らげる!子どもが安心できる家庭のつくり方
「なんだかやる気がでない」「今日は調子が出ない」
そのような経験は、親御さんにもお子様にもあると思います。
「やる気を出したい」「頑張りたい」と思っても、何をどうすればやる気がでるのか分からない時もありますよね。
そこで【やる気を出すアプローチ方法】について、3回に分けてお話ししたいと思います。
やる気を出す3つのアプローチ方法
そもそも、やる気はどこから生まれるのでしょうか。
やる気を司っているのは“脳”です。そのため、脳をコントロールできれば、やる気を出せるのです。
やる気を出すアプローチ方法は、3つに分けられます。
- 行動アプローチ
- 感情アプローチ
- 思考アプローチ
つづいて、行動・感情・思考の具体的なアプローチ方法について見ていきましょう。
①行動アプローチ
【行動アプローチ】とは、やる気のきっかけになる行動を起こすことです。
具体的な方法には、以下のようなものが挙げられます。
- 少しだけやってみる
- いつもとは違う場所でやってみる
- 誘惑になるような余計なものを片付ける
- 頭にテニスボールを乗せる
『少しだけやってみる』
よく言われるのが、この方法です。作業しているうちにドーパミンが分泌され、やる気がでる効果があります。
そのため、やる気がでなくても、まずは少しだけ作業してみましょう。
掃除であれば1分だけ。勉強であれば1問だけ。読書であれば1ページだけ。
すぐに終わる作業や簡単なものからやってみるのがポイントです。
『いつもとは違う場所でやってみる』
いつも自室で勉強しているお子様は、リビング学習をしてみましょう。図書館や自習室などでもいいですね。
場所を変えるのが難しい場合は、机の上の配置換えや新しい文房具を買うのもおすすめです。
新たな気持ちで、やる気をもって勉強に取り組めるでしょう。
『誘惑になるような余計なものを片付ける』
勉強をしようと机に向かっても、漫画があればそこに手を伸ばしてしまうことも。
目に見える範囲にスマホやゲーム、漫画などがあれば、見たくなる・やりたくなるのは無理もありません。
そこで、勉強に邪魔なものを目の届かないところに置きましょう。視界から排除することで、誘惑に負けずにやる気を持って勉強ができるようになります。
『頭にテニスボールを乗せる』
筆者もやってみましたが、これは一番ユニークであり、お子様も楽しみながらやる気を出せる方法です。
やり方は、テニスボールを頭に乗せて、目を閉じて30秒間キープするだけ。
頭の上のテニスボールを落とさないようにするため、自然と姿勢がよくなります。
また、テニスボールに意識が集中するため、集中力が強制的に高まります。
目を開けたときには、目の前の勉強に集中できるようになっているはずですよ。