「うちの子、説明するのが苦手かも?」小学生のうちに育てたい、自分の考えを言葉にする力

授業では理解できたはずなのに、テストになると問題が解けない。家でワークを解いたときは正解できたのに、少し問題の形が変わると分からなくなる。
こうした経験はありませんか?
子ども自身は「分かった」「できるようになった」と思っていても、実際には、まだ自力で解けるところまで身についていない場合があります。
これは、勉強していないから起こるわけではありません。理解したことと、自分で使えることの間には、もう一段階あるからです。
今回は、テスト本番で力を発揮するために、家庭学習で確認しておきたいことをご紹介します。

数学の問題で間違えたとき、解説を読むと「なるほど、そうやって解くのか」と納得できることがあります。
しかし、その直後に同じ問題を解いてみると、途中で手が止まってしまうことがあります。
これは、解説を読んでいるときには理解できたように感じても、自分で解き方を組み立てる練習が十分ではなかったためです。
そこで、間違えた問題は解説を読んで終わりにせず、いったん答えを隠してもう一度解いてみましょう。
途中式を自分で書けるか、どの公式を使うのか判断できるか、最後まで正しく答えられるかを確認します。
もし解けなければ、もう一度解説を確認すればよいのです。
大切なのは、解説を読んで納得することではなく、何も見ずに自分の力で解き直せるかを確認することです。

ワークで正解できるようになった問題でも、テスト本番では数字や問題文の表現が変わることがあります。
そのため、同じ問題を覚えて正解できるだけでは、十分とは言えない場合があります。
例えば、数学で解き方を覚えた問題があったとします。数字が変わったり、文章題の中に同じ考え方が使われていたりすると、急に解けなくなることがあります。
この場合、解き方そのものを理解できているか、問題の特徴を見て自分で判断できているかを確認する必要があります。
英語でも同じです。教科書の例文を覚えていても、単語や語順が変わった問題に対応できるとは限りません。
そこで、基本問題が解けるようになったら、少しだけ条件を変えた問題にも挑戦してみましょう。
いきなり難問に取り組む必要はありません。数字が違う問題、聞かれ方が違う問題など、基本の考え方が同じ問題を解いてみることが大切です。

勉強をしていると、正解した問題には丸をつけて、そのまま次に進んでしまうことがあります。
しかし、正解していても、たまたま当たっただけだったり、勘で答えたりしている場合もあります。
例えば、英語の選択問題で正解したとしても、なぜその選択肢になるのか説明できなければ、理解が曖昧な可能性があります。
また、理科や社会の暗記問題でも、選択肢を見れば分かるけれど、何も見ずに答えようとすると出てこないことがあります。
そこで、正解した問題についても、「どうしてその答えになるのか」を自分の言葉で説明できるか確認してみましょう。
すべての問題について説明する必要はありません。特に迷って正解した問題や、自信がなかった問題を中心に確認するだけでも十分です。
保護者の方も、「何問正解した?」だけでなく、「この問題はどうしてその答えになるの?」と聞いてみると、理解度を確認するきっかけになります。

テスト勉強では、問題をたくさん解くことも、勉強時間を確保することも大切です。
しかし、それと同じくらい重要なのが、勉強した内容を本当に使える状態になっているかを確かめることです。
解説を読んで納得しただけで終わらせない。少し条件が変わっても解けるか試す。正解した問題も、自信を持って答えられたか振り返る。
こうした確認を積み重ねることで、「分かったつもり」を「自分でできる」に変えていくことができます。
テスト勉強のゴールは、ワークを終わらせることでも、正解の数を増やすことだけでもありません。本番で、自分の力で解けるようになることです。
日々の勉強の中で、ぜひこの視点を意識してみてください。
お問い合わせ・無料体験申し込みはこちら