中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の柴山です。
定期テストが終わり、冬休みの予定で頭がいっぱいになってしまっているお子さんもいらっしゃるかと思います。
ですが余裕のある時こそ、ゆっくり時間をかけて普段出来ないようなところを勉強したいものです。
テストが終わりテスト直しも済んだお子さんは、今までの苦手単元克服に時間を使いましょう。
- 「分数の足し算のドリルを300問解いて間違い直しまでやる」
- 「比例・反比例の文章題のテキストを1冊やり切る」
- 「理科のワークのうち、天気の計算問題がのっている8ページを自力で解けるようにする」
苦手単元に対してこのように目標を立てて取り組んでほしいと思います。
この時期に目標を立てるのは、
・「冬休みが始まる前に」「年末までに」と期限を決めやすいので目標がより明確になり、学習に取り組みやすくなる
・中学生は定期テストがしばらく無くなりだらだらすることを防ぐ
のような利点もあります。
今回は「分からない問題を分かるようにする具体的な方法」をお伝えします。
苦手な勉強に取り組んでいると、わからない問題で手が止まってしまうことがあると思います。
そんなときは、わからない問題のどこがわからないのかを
「わかる」ようになるところから始めましょう。
授業中『先生、この問題わからない。』と言ってくる生徒がいます。
どこがわからないのかを聞くと、答えられません。
そんなとき、私はどこがわからないのかを必ず聞き返します。
なぜなら、そのわからないポイントが、わかるようになるためのヒントだからです。
自分で、わからない問題のどこからわからないのかを自覚することで
何を確認して覚えるべきなのかを意識することができ、
目的をもって解説を読んだり、調べたりすることができます。
自分のわからない部分がはっきりしたら、次は解答・解説を確認します。
もし途中まで解けていたら、その場合はその部分もあっているか確認しましょう。
解答・解説を読んでもわからなかった場合や解説がなかった場合は
教科書で類題を探し、その問題の解き方を確認したり、
その問題の単元の内容がわかっているかを、教科書の問題を解いて確認しましょう。
基本的な問題であれば教科書を確認することで解けることがほとんどです。
しかし、わからなかった問題の中には発展問題もあると思います。
解答や解説、教科書や参考書を確認してもわからない問題は
付箋や目印をつけておき、
学校や塾の先生に「この問題のここがわからないので教えてください。」と聞きましょう。
何がわからないのかわからないまま勉強するのは、地図がないまま知らない街をさまようようなものです。
勉強している本人が安心して勉強出来るように、
もしお子さんが苦手を持て余しているようだったらぜひ保護者の方からアドバイスしてあげてください。