行動科学で不安を和らげる!子どもが安心できる家庭のつくり方
前回は、知的好奇心がある子とは?知的好奇心が高いことのメリット、についてお話ししました。
小学生のみなさんには、ぜひ知的好奇心を高めてほしいと思います。
とはいえ、知的好奇心を高めるにはどのようなことをすれば良いのでしょうか。今回は、その点についてくわしくお話ししていきますね。
きっかけ作り
まずは、子どもが興味を持つようなきっかけ作りを行っていきましょう。
いろいろな体験ができる場所に連れて行く・いろいろなものに触れる、といったことで、子どもの「知りたい!」「学びたい!」気持ちを引きだせます。
実際に、行く・触れるのが望ましいですが、対象によっては難しいケースもあるかと思いますので、本や図鑑などを買うのも有効です。
知的好奇心を高めるために、知らないことを知るきっかけをどんどん子どもに与えていきましょう。
子どもの「なぜ?」を大切に
子どもの「なぜ?」という探求心を大切にするのも重要です。
未就学児のときよりは少なくなったかと思いますが、小学生の子に「なぜ?」「なに?」と聞かれるタイミングが日常的にあるのではないでしょうか。
そのようなときは、すぐに正しい答えを提示せずに「なぜだと思う?」や「一緒に考えよう!」などと声掛けしましょう。
ケースによっては、一緒に辞書や図鑑で調べてみるのも良いかと思います。
子どもの「なぜ?」に向き合うことを繰り返していると、次第に小さな疑問でも自ら学ぶ・調べる力も身についていきます。
逆にいうと、子どもの質問に「なんでだろうね」などで済ませてしまい、その後何もなかったかのように振舞うのはNGです。
些細な疑問は気にしない、小さなことに興味を持ってもムダ、といったことが無意識に子どもの中に根付いてしまうので、知的好奇心が低くなる原因になります。
熱中することを応援
親としては「こういうのに興味を持ってほしいな」「これを学ぶと楽しいんだけどな」と思ったりすることもあるかと思います。
しかし、それがどんなことであっても(危険を伴うものでない限り)子どもが興味を示すのを見守るようにしましょう。
また、子どもが熱中できることに、親御さんも一緒に取り組むのも良いですね。
“親と一緒に”というのは、子どもにとっては楽しさも嬉しさも倍増しますし、安心感を持って熱中できます。
一度にたくさんのことに取り組む必要はありませんが、今回の記事で紹介した「知的好奇心を高める方法」を、意識しながら少しずつ普段の生活に取り入れてみてくださいね。