行動科学で不安を和らげる!子どもが安心できる家庭のつくり方
こんにちは。個人指導専門塾の田中です。
もうすぐテストが始まるお子さんは多いのではないでしょうか。
そんな中、テスト直前になると毎回焦ってしまい、肝心の勉強に集中できないという悩みをよく聞きます。
また、いつもより長い時間机に向かわなくてはいけないため、疲れてしまうお子さんも多いのではないでしょうか。
集中力が低いと、勉強をはじめ、あらゆる行動の効率が悪くなります。
また、短時間で集中が切れてしまったら、やらなければいけないことが長続きしません。
集中力の持続時間は、40分から50分くらいが一般的で、
90分以上続く人はあまりいません。
今回は集中力を持続させる方法についてご紹介致します。
①休憩の取り方を考える。
一度休憩を取ったら勉強の集中力が切れてしまう人もいますよね。
その原因は休憩を取る“タイミング”が良くないことにあります。
例えば、問題集を解いていてキリがいいところまで勉強しようとします。
そこまでは集中力が持続するかもしれませんが、
キリよく終わったことによって達成感が生まれ、それに代わって集中力が一気に下がってしまうのです。
特に、休憩を取ってから一気に集中力がなくなる人はこの傾向が多いです。
ではどのようにすればいいのか・・・
ずばり“キリが悪いところ”で休憩を入れましょう。
そうすることによって中途半端な気持ちがして、なんとなく気持ち悪い感じが残ります。
この感じが「最後までやってしまおう」という気持ちに変わり、
それが、休憩後の集中力になるのです。
なので、あえてキリが悪いところで休憩を挟んでみてください。
また休憩の頻度についても考えましょう!
先ほど書いたように、集中力が1時間以上持続する人はまずいません。
なので、2時間続けて勉強するではなく、
40分勉強→5分休憩→40分勉強→5分休憩→40分勉強
のようにしましょう。
②勉強のバランス
好きな教科と嫌いな教科のバランスにも気を付けましょう。
基本的には、嫌いな教科を積極的に勉強しましょう。
無意識に勉強すると、どうしても好きな教科に偏ってしまいます。
また嫌いな教科や苦手な教科を勉強していないと、それだけで精神的不安が生じます。
なので、基本的には嫌いな教科を勉強しつつ、凄く嫌になってくる時や飽きてきた時に、
自分の好きな教科を行う、というのも集中力を高めるひとつの方法です。
集中力を持続させる、というのは学力に直接関係のあるものではありません。
勉強に自信のない子でも、「集中力を持続させる方法」を知っていれば、集中は出来るのです。
自分から集中しやすい条件をそろえられるように、勉強のやり方をお子さんと一緒に見直してみてください。