中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
テスト期間中は親御さんもテストの様子や手ごたえがどうだったか気になりますし、翌日のテストも頑張ってほしいと思いますよね。
短いところで2日、長いところで3日間ある期末テストの期間ですが、この間は子どもにどのように接したら良いのでしょうか。
今回は、子どものタイプ別の接し方、アプローチ方法をお話していきますね。
自主的に勉強しない子
テスト期間中に自主的に勉強しない子に「勉強しなくていいの?」「そんなことじゃ、どんどん成績が悪くなるよ!」と思ってしまいますよね。
自分から次の日のテストの勉強をしない子に対して、まずは勉強において邪魔になるものを排除しましょう。
具体的には、スマホやゲームを見えないところにしまったり、親が預かったりします。
勉強させたいと思っても、理詰めで怒るのはNGです。もっとやる気がなくなったり、反発したくなったりする原因になりますので、「勉強しなさい」と言わずに勉強を促すアプローチをしていきましょう。
「今回のテスト範囲ってどこからどこまで?お母さんもテスト範囲を知りたい」などと声掛けをして、一緒にテスト範囲を確認することから始めるのもおすすめです。
このときに「〇〇ってどういうこと?」「難しそうだね。ここの答え分かる?」のように、あえて子どもに先生役をさせるのも良いでしょう。
その後に、親が読書や仕事に集中している姿を隣で見せると、子どもも「自分も勉強しなきゃ」といった気持ちになります。
夜遅くまで勉強する子
夜遅くまで勉強する子には、「じゅうぶんな睡眠が集中力をアップさせて高得点につながる」といったことを伝えます。
ただ、「たくさん勉強して良い点数をとろう!」「不安だからそのぶん努力しよう!」といった気持ちと行動は褒めてあげてください。
ゲームで遊びたい、ぼーっとしていたい、友達とSNSで話したい・・・そんな気持ちを抑えて真面目にテストに向き合い、実際に行動できるのはとても素晴らしいことです。
その素晴らしい努力をムダにしないためにも、しっかりと睡眠時間をとって、心配であれば朝少し早めに起きて勉強するように促せると良いですね。
なんとなく勉強はしているけど集中できない子
様子を見ていると、なんとなく勉強はしているけど集中できていない子もいるかと思います。
そのような子は、焦りや不安、自信のなさ、勉強の仕方が分からない、といった理由から集中して勉強できていない可能性があります。
そのため、勉強に取り組みやすい環境を整えて、さらに自信が持てるような声掛けを行っていきましょう。
ただし、プレッシャーになるような言葉は避けましょう。応援しているよ、あなたの頑張りを分かっているよ、といったことが伝わればOKです。
いろいろな子がいますが、なかには焦りや不安、モヤモヤした気持ちからイライラしてしまう子も見受けられます。
そのような子に“売り言葉に買い言葉”は厳禁。少しでもテストに集中できるように、親御さんはおおらかな気持ちで受け止めるようにできるといいですね。
その子の性格に合ったアプローチ方法で、テスト期間中のサポートをしていきましょう。