中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは!個人指導専門塾の岡田です。
半袖で過ごすのがちょうど良い気候になってきましたね!
私の教室の生徒も、すでに夏真っ盛りな格好で顔を見せてくれます。
さて、今回はテスト後によくある保護者の悩みについてお話していきたいと思います。
この時期「テスト後は何をすべきでしょうか?」と悩む保護者の方がよくいらっしゃいます。そこで、返ってきたテストを使った間違いなおしの勉強法をご紹介していきます。
①まずは返却されたテストの答案用紙の間違えた問題番号に目立つ色で大きく×印、または☑を付けていきましょう。
②次に、問題用紙の間違えた問題全体を色ペンで大きく囲うようにしましょう。
③間違えた問題に対し、なぜ間違えてしまったのか、原因を確認していきます。
原因を大別すると、前回の記事でもありましたがこのように分けられます。
- ケアレスミス
- 理解していなかった
- (やり方や語句を)覚えていなかった
です。
1は単純に計算ミスの場合、時間がなくて焦って符号のミスをしたなどです。
こちらは、落ち着いて解き直すことときちんと計算式を書くことでクリアされます。
数繰り返し「計算の正確性」を磨いていきましょう!
また、「2.理解していなかった」の間違いが一番大事なのですが、お子さんの中には、「間違えなおしをする」と言って、解答や解説を見て分かった気になっている子をよく見かけます。それは要注意です。
「間違い直し」は解説を見て 再度テストの問題を解きなおしたら終わりではありません。実はその次の行動が大切です。
その問題に類似する問題を、教科書や学校のワークから見つけて解き直すのです。これが、本当の意味の「間違えなおしをした」ということになるのです。
また、一度間違えなおしをした単元に、時間を空けてもう一度挑戦することも重要です。その際は、解いた問題のページに「○月×日 直し1回目」とメモをした付せんをつけ、3日後などに再チャレンジするのが理想です。
そこで、正解していれば「理解した」という事になります。
「3.(やり方や語句を)覚えていなかった」によるミスは用語や歴史上の人物の名前が思い出せなかった場合です。
一度すべての忘れていた語句をノートに書き出してみてください。
そのあと、語句の隣にそれらの特徴や性質を書いて説明するように書いて練習をすると脳に長期的にインプットされるようになります。
例えばですが、
・源頼朝・・・1192年に征夷大将軍に就任し、鎌倉幕府を開いた将軍。
・大化の改新・・・645年に、中大兄皇子と中臣鎌足が中心となり、蘇我氏を倒し、始めた政治改革。
などです。
特に年号などのような数字は必ず説明できるように何度も書いて覚えてさせましょう。
空いた時間に読むのも効果的です。
本日はここまで!次のテストにつなげるためにも、ぜひ実践してみてくださいね!