中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の坂口です。
ゴールデンウィークを終え一息ついたのも束の間、次はテストがやってきます。
テスト勉強真っ只中のお子さんもいるのではないでしょうか。
今回は「テストが終わってからどんな勉強をするべきか」をお伝えします。
テスト勉強は頑張るけど、テストが終わったら全部忘れてしまうというお子さん、多いのではないでしょうか。
せっかく勉強したのにすぐ忘れてしまい、また勉強し直さなければいけないのはもったいないですよね。
そもそも、お子さんは普段どんな勉強をやっているのか、思い返してみてください。
一番多いのは「いつもは宿題だけでテスト前にテストのための勉強をする」というお子さんです。
そのような勉強の仕方でも定期テストで点数を取れる子はいるのですが、
実力テストや受験など、出題範囲が広いテストの時には点数が伸び悩んでしまいます。
また、学校の宿題はみんながやってくるものです。
やってこなければ、それだけ周りに差をつけられてしまうのでやらなくてはいけません。
ですが逆に言うと、宿題をやったからと言ってみんなと差をつけるのは難しいということなのです。
大切なのはテストが終わったら間違い直し(なぜこの答えになるのか分析→理解)を行うことです。
テストに出題された類似問題をテキスト、ノートから探し、確認し、もう一度解き直してみる。
そうすることによって、「本当に理解が出来ないところ」が見えてくるはずです。
そして、「分からないからもういいや」ではなく、分かるまで調べたり聞いたりして理解していくのです。
要は分からない問題をそのままにしておかないということです。
この小さな積み重ねが、後々、良い影響を及ぼしてきます。
そうは言っても、今まで間違い直しなんてしてこなかったお子さんが、
いきなりテストの間違い直しや自主学習をするということはハードルが高いものです。
どんなことでも習慣になれば続けることは難しくないのですが、習慣にするまでが苦しいかと思います。
そこで保護者の方の手助けが有効です。
普段の勉強とは別に何かやっている姿が見られたら一言褒めてあげましょう。
過剰に褒める必要はありません。
褒めることで「勉強している姿をちゃんとみている」ということを伝えてあげましょう。
それだけで「またやってみようかな」という気持ちにさせるものです。
もし、まだ最低限の勉強以外の勉強をしている姿が見られなかったら、薄めの参考書を一冊買ってあげてみてください。
教科はお子さんの得意なものでも苦手なものでも良いです。一緒に相談して決めるのも良いでしょう。
新しい教材というのはそれだけでやる気がわいてきます。
その参考書に取り組んでいる姿を見つけることが出来たら褒めてあげましょう。
その行動が習慣になるまで、お子さんのことを関心を持って見てあげましょう。
必ずこれから先、お子さんの助けになります。