中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の服部です。
今回は数学のテスト勉強について説明したいと思います。
実際に私がやっていた勉強法を伝えます。
それは「教科書を読む!」ということです。
「えっそれだけ??」って思う方も居ると思いますが
本当にそれだけです。
ただし、何となく読み進めるだけではダメです。
まず、皆さん疎かにしがちなのが、数学にも「用語」があるということ。
たとえば、今の1年生の単元で言えば「整数・自然数・正負の数」です。
その用語の「意味」をまず理解させて下さい。
例で言えば
- 整数・・・負の整数・0・正の整数
- 自然数・・・正の整数
ってことです。でも、これ意味分からない人は分からないですよね?
なので私はこう覚えます。
整数とは「小数・分数以外の数字」、自然数とは「指で数えることの出来る数字」
「用語」とその説明が出てきたら、自分自身で理解できる言葉に言い換えましょう。
逆に「知識の言語化」が出来ないということはまだ理解できていないということです。
すべての教科に言えますが、理解しなければ上達はしません。
まずは、教科書の説明を自分の言葉でまとめさせましょう。
くせになるまでは、「これってつまりこういうことだよね。」と話し合う相手がいると良いです。
上記の、整数や自然数の例で言えば、いくつか数字をランダムに思い浮かべてみて、「-5は整数で自然数じゃない、1.5は整数じゃないから自然数でもない、じゃあ-2.8は・・・?」と、その場で自問自答してみると知識を得てすぐに確かめができます。
今の定期テストの1問目は結構用語の問題が多いので、ここで落とさせないことがポイントです。
次に公式です。
公式を覚えさせて下さい。
覚えられないのであれば、テスト前の放課5分で頭に叩き入れテスト開始直後テスト用紙の空いているスペースに記入させて下さい。
卑怯かもしれませんが「テストで点数を取る」という結果に沿ったやり方です。
そして、公式に当てはめさせて下さい。
例えば
円の面積の公式は「半径×半径×π」ですよね。
でも、半径の意味を知らなければ、直径と半径が区別出来ません。
なので、まずは用語の理解。
そして、次に何が半径なのかを探しだし当てはめることです。
中学の数学は公式を覚え、「文章中の何が公式のそれに当たるのか。」がわかれば案外解けるものです。
そして最後にやることは、計算ミスをなくすこと。
ケアレスミスはもったいないですよね。
ケアレスミスだから実力じゃないというお子さんも居ますが、「ミスはミス」です。
計算ミスでも解けていなくても同じ0点なのです。
だから、ここが一番もったいない!
計算ミスは、「途中式を見やすく書く」ことで減ります。
大抵のお子さんは普段の勉強でもノートのすみにグチャグチャっと式を書いているのでミスが起こりやすいのです。
きれいに書くように声を掛けてあげましょう。
以上、テスト勉強のやり方です。
まずは、「用語」!そして「公式」!最後に「計算」です!
そして、間違えた問題は「何故間違えたのか。」を必ず考えさせましょう。
出来ているところは何回やっても大抵出来るので繰り返す意味はあまりありません。
出来ていないところをやらせる!これが勉強の基本です。
少しでもお役に立てたらと思います。
何か気になることあればご相談くださいね。