中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の渡邊です。
さて、GWも明けるとテストが近くなるので、テスト勉強を本格的にスタートしていきたいですね。
この時期は保護者の方から
「テスト勉強では何をやらせたらいいのでしょうか?」
という質問を多く聞きます。
テスト勉強でも暗記だったり計算だったり、何をやるのかで効率の良い方法は変わってきます。
しかし、今回は「全科目で使える勉強法」をご紹介したいと思います。
とても単純です。それは・・・
『テストの提出物になるテキストや学校のワークを3回やる』です。
ほとんどの中学校のテストは教科書と学校のワークをやりこめば
点数が取れるように作られています。
では、何が必要か。
テスト1ヶ月前から学校のワークに取り組む
当たり前のことで申し訳ないのですが、これができていない子がほとんどです。
なぜかというと、テスト範囲表がでてから始めるのが当たり前になってしまっているからです。
でもそのような子がどういったテスト勉強をしているかというと、
そのワークをやり切るのが精いっぱいで、そのままテストに突入という流れです。
中にはそのワークをやっているのがテスト勉強と思っている子も少なくありません。
確かにテスト勉強ではあるのですが、ほとんどの子が作業としてやっているため身に付いていません。
「もっと早くはじめていれば・・・」
この反省を毎回のように繰り返しています。
しかし解決策は確かにそれしかありません。
なぜなら、テスト範囲表がでてから取り組んでは物理的にワークしかできないからです。
そこで、どのように進めるかがポイントです。
そこで子供たちに考え方を2つ教えます。
➀「細分化して考える」という思考方法です。
② 時間の使い方
まず➀の細分化とは。
例えば全部で40ページあるとします。
40ページやらないといけないと考えてしまうと、そんな時間などないとなってしまい、
最初から諦めて1ページもできないなんてこともあり得ます。
そこで、いつまでに40ページを終えたいのかの日数を出します。
その日数で40ページを割ると1日あたりが出ます。
40ページはできないですが、1日2ページならできます。
大きな仕事も1つ1つを見れば、実はそれほど大変ということではないということはよくあります。
次に②時間の使い方
これは大人も子供もですが、なかなかまとまった時間は取れないんです。
1時間とか2時間とか。
でも1日の中で15分などの隙間の時間は取ろうと思えば以外に取れるものです。
例えば、ごはんが出てくるまでのちょっとした時間とか。
その隙間の時間が4回あれば、それで1時間になります。
その隙間の時間を有効に使いましょう。
そのために大事なことは、どんな行動にどれだけの時間が必要なのかを知ることです。
■10分あれば・・・
1:単語1個を10回書く
2:理科ならワークを1ページ進められる
■15分なら・・・
1:英語の教科書を1ページ和訳ができる
2:どのワークでも1ページできる
などいくつか出しておきます。
そのリストを机に貼っておくなどしておくと最高ですね!
ぜひ隙間の時間を有効活用しましょう!!