行動科学で不安を和らげる!子どもが安心できる家庭のつくり方
中学生のみなさんは、もうすぐ定期テストです。とくに1年生は、初めての定期テストにドキドキしている子も多いのではないでしょうか。
今回のテストは、比較的点数の取りやすいテストですので、しっかり高得点を狙いたいところですよね。
ただ、テスト当日まで日にちがありませんので、新しい教材に手を付けるのはNGです。勉強に使える時間を考えて、優先順位をつけてからテスト勉強に取り組みましょう。
今回は、定期テスト直前にやるべき最低限のことを3つお話したいと思います。
ワーク、プリントを解きなおす
まずは、授業や宿題などで使っているワークやプリントを解きなおしてみましょう。
ワークやプリントをしっかり解いていると、いざテストになったときに「この問題知ってる!」「ワークで見たことある!」といったものもあるはずです。
定期テストでは、まったく習っていないことや初めて聞く言葉などは出てきません。今まで習ったことを覚えておけば解ける問題ばかりです。
ワークやプリントを解いて、間違った部分は重点的に覚えるようにしましょう。
重要用語を確認する
理科や社会などの覚えるべき用語の確認もします。
ふだん授業に集中して取り組んでいたとしても、暗記漏れが少なからずあるものです。
そういった暗記漏れを確認して、覚えられていない用語を覚えるようにしましょう。
暗記に効果的なのが、制限時間を設けて暗記をする方法、寝る前に暗記する方法、の2つです。
「制限時間」については、設けることで集中力が増しますので、より記憶しやすくなります。
また、暗記をしてから寝ることで記憶が定着しやすくなる(寝ている間に記憶の整理が行われている)ので、寝る前は暗記に最適なタイミングです。
国語の長文を読み直す
国語の勉強と言えば「漢字」とイメージする子も多いです。もちろん漢字練習は大切なのですが、国語の文章問題が苦手な子もいます。
国語の文章問題は授業で習ったところから出るのが一般的ですので、教科書を読み直しておきましょう。
小学校の音読のときのようにただ読むのではなく、注意したいポイントがいくつかあります。
- 主語と述語を確認する
- 誰が、いつ、どこで、何を、なぜ、といったことに注目
- 接続詞もしっかりチェック
これらを意識しながら読むことで理解が深まります。また、この“文章を読む力”は、国語だけでなく他の教科でも活きてきますので、ぜひ身に着けられるようにしましょう。
部活停止期間に入り、定期テストの日が迫ってくると焦りも出てくるかと思います。
ただ、「そんなの聞いたことない」といった問題は出ませんし、繰り返し復習をできていればどれも解ける問題ですので、落ち着いてテスト勉強に取り組んでいきましょう。