【要注意!】小学校低学年が抱える人間関係のストレスとは?

新型コロナウイルスにより、新たな生活スタイルを作り上げていく中で、例年に比べストレスの多い日々を過ごされているかと思います。

ストレスを感じるのは大人だけではありません。子どもたちも多くのストレスに晒されています。

そこで今回は、幼いからと言って侮ることの出来ない、小学校低学年が抱える人間関係に関するストレスについてお話します。

幼稚園・保育園から小学校へと入学すると、生活面、学習面での変化が大きく、子どもたちはストレスを抱えやすくなります。

では、小学校低学年が抱えているストレスには、どのようなものがあるのでしょうか。

「幼稚園・保育園から小学校へ入学する際に子どもが感じる不安について」のアンケートによると、

入学前、6月、9月に不安に思っていることをそれぞれ調査したところ、

入学前には「通学」「給食」「友達」の項目が不安に思うことのトップ3となっています。

また、勉強に関する不安が、時間がたつにつれ解消されているのに対し、友達に関しては、9月の時点でも約半数が不安に思っているという結果が出ました。

具体的にどのような場面で子どもたちはストレスを感じているのでしょうか。

「どのような時に不安を感じるか」という質問に対しては、「分からない時」「失敗しそうな時」が回答の多くを占めました。入学前は友達が出来るか分からず不安を感じていると推察出来ます。

6月の時点では新たな生活にも慣れたのか不安感が減少していますが、9月の時点では「友達」の項目について、不安と回答した人数は27人中14人となっています。

学校行事などを通し友達との仲が深まっていくにつれ、多くの人と関係を築いていく難しさを感じていると言えるでしょう。

進級していくにつれ、クラブ活動が増えたり、塾通いがスタートするなど、友達関係もどんどん複雑になっていきます。つまり、子どもたちがストレスを感じることも増えていくと言えます。

いかがでしたか。

ストレスは誰しもが感じるもの。「まだ幼いから…」と侮ることは出来ません。

ご家庭でもお子さんがストレスを抱えていないか気にかけてあげてみてくださいね。

次回は、ストレスを感じている子どもたちに対して保護者の方が出来る対策についてご紹介します。

◎引用:鈴木邦明「幼稚園・保育園から小学校へ入学する際に子どもが感じる不安について」国立オリンピック記念青少年総合センター紀要、2007.4

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