受験生の12月:後悔しない冬休みの過ごし方
文部科学省の「義務教育段階における1人1第端末の整備状況(令和4年度末時点)」によれば、ほぼ100%の自治体ですべての児童生徒が学習者用端末を活用できる状況が整っています。
学校で1人1第のタブレットを支給されていて、学習に活用している学校がほとんどです。
私たち親世代が子どもの頃にはなかった「タブレット学習」ですが、いま一度タブレット学習のメリットやデメリットを考えて、家庭での環境整備や学習、声がけに役立てていきましょう。
タブレット学習のメリット
- 楽しみながら意欲的に学習できる
- 学習履歴や理解度をデータとして管理しやすい
- 一人ひとりに合った学習ができる
- 発音の学習も気軽にできる
タブレット学習は、子どもたちが楽しみながら学習に取り組めるメリットがあります。
また、発音の学習が気軽にできる、一人ひとりに合った学習ができる点もタブレット学習ならでは。
間違えた問題のみやり直す機能がついているものもあるので、繰り返しの学習がしやすい点も優れています。
タブレット学習のデメリット
- ゲームをするなど、使い方を誤る可能性がある
- 姿勢の悪化や視力低下につながる可能性がある
- 内容を理解していなくても先に進みたくなってしまう
タブレットの使用では、目、首、肩、手首などが疲れると訴える子が多いです。
疲労の訴えは学年が上がるごとに増える傾向があり、ある調査では6年生の25%が「目に疲れを感じる」と答えています(※1)。
メリットがたくさんある一方で、タブレット学習にはデメリットがあるのも事実です。
家庭での環境整備や声掛け
「タブレット学習が得意!」と答える子は、全体の80%以上にのぼります。
家庭でもタブレットを導入してタブレット学習をさせれば、意欲的に勉強に取り組んで学力アップが図れる可能性があります。
ただ、通常のタブレット端末は大人が使うことを想定して設計されているため、子どものために用意するには対応が必要です。
採点や答え合わせは自動で行われるものの、定期的に子どもの使用状況や姿勢などをチェックしなければなりません。
メリットの部分を最大限に引き出して、デメリットを軽減させるには、ご家庭でのルールづくりがとても大切です。
徹底したいのが「保護者の目の届くところで使う」「学習時間を決める(それ以上勉強したい場合はワークに切り替える)」「学習目的以外で使わない」の3点です。
ご家庭ごとのライフスタイルや子どもの性格は違うので、家族で話しあいながら、それぞれに合ったタブレット学習を行っていきましょう。
参考
(※1) Takashi SHIBATA, Kazunori SATO, Tatsuya HORITA. Survey on Issues in Using Tablet Computers in Classrooms and Physical Fatigue among Elementary School Students. Ergonomics, 55; 5. 212-221. 2019.