行動科学で不安を和らげる!子どもが安心できる家庭のつくり方
こんにちは。個人指導専門塾の柵木です。
待ちに待った冬休み。遊びの計画をたくさん立てているお子さんもいらっしゃるでしょう。
ですが、ただ遊んでばかりはいられません。
小 5 は 1 月からつまずきやすい単元である「割合」に入りますし、小 6 は中学生に向けて準備をしていかないといけません。
その為、冬休みの過ごし方はとても大事なのです。
皆さんは、きちんと冬休みの計画を立てられていますか?
小 5,6 年生は、この冬休みどう過ごしたら良いのか、考えてみましょう。
私たちが冬休みにやるべきこととしておすすめするのは、
「何か一つ目標を決めて、それを達成する」ということです。
大きな目標でなくても構いません。
むしろ大きすぎる目標より、確実に毎日前進していることを実感できるような目標が良いでしょう。
「冬休み明けの小テストで満点取れるように勉強する」よりも
「漢字を毎日5個ずつ練習する」とか「計算問題1日5問解く」などです。
このように、具体的で、出来たか出来なかったかがその場ではっきりわかる目標を、行動目標と言います。
中学生になると定期テストが始まります。
定期テストで上位に入るためには、日頃から勉強する習慣を身につけていることが必要です。
その時に「毎日机に向かうのが苦痛で仕方がない」となってしまっては、中学のスタートで一気に遅れをとってしまいます。
今のうちから勉強の習慣をつけるために、
まずは少なくても良いので「決めた量をやりきる」こと、
機械的にただ解くだけではなく、「○○ができた!」という経験を意識的に積み重ねていくこと
が大切です。
毎日の行動目標と共に「○日までにこれだけの量をやりきる」という目標をつくるのもおすすめです。
この時期だと、期限は年末までが良い区切りになるでしょう。
新年を迎えるまでに
「ここまでやり切った」という経験を作らせること、
短い期間でもやりきる、という目標のもとで行動すること、
これらが出来れば、今後の自信につながります。
もし、すでにそこまで出来ているなら、次は「できた」経験を増やしましょう。
それにはやった問題の解き直しが一番です。
算数なら計算で出来ていないところを繰り返し解いて解けるようにしましょう。
算数は、解き方を丸暗記してしまっても大丈夫です。
たまに、理屈がわかってないのに解き方だけ暗記するのは意味がないと思う方がいらっしゃいます。
ですが、算数は解き方を覚えてしまってその後理屈を理解する方がスムーズにいくパターンが多いです。
数字が変わったら解けない、ということは実際はあまりありません。
そうなるのは単純に解く量が足らないのです。
漢字の場合は自分でテストを作ってみて、できるか確かめるのも手です。
他の科目でもそうですが、自分でテストを作ってみると覚えやすい、ということもあります。
短い期間だからこそ、ここで何をやりきるか考えて実行し、自信をつけて新年を迎えていきましょう。