中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回に引き続き、授業時間が不足しているこの状況で行われる定期テスト対策について、現役東大生たちに聞いてみました。
今回は数学の勉強のやり方についてです。
前回の記事をご覧になってない方はこちらもご覧ください。→「東大生に聞いてみた!コロナによって「今年の定期テスト、どうなる?」」
Q.今やるべき数学の勉強は?
テスト範囲であるのに、授業では取り扱われなかった単元があるのであれば、重点的にもう一度解けるのか確認しましょう。
そのような単元は、授業で扱われた単元に比べて演習量が不足している可能性が大いにあります。
テストの時提出するワークなどは最低3回繰り返しましょう。全てを3回繰り返すのが難しければ、応用問題は1回しかやらずに基本問題を確実にこなすというのも作戦のひとつでしょう。
また、中学一年生は負の数や文字式といったこれまでの小学生の算数とは全く異なる単元がテスト範囲になります。
とにかく基本の理解が重要です。
理解した後は必ず問題を解いて確認しましょう。
Q.1 学期期末テストの数学で中学生がつまずきやすいポイントは?
小学校の算数との 1 番の違いは方程式を使うところだと思います。1 年生は文字式を使った計算、特に四則演算ができるようになることが重要だと思いま す。今後の数学の基礎になります。
授業進度によるものなので、全ての中学生がテスト範囲とされているとは言えませんが、二年生は一次関数、三年生は二次関数の勉強が重要です。特にグラフの書き方は理解が難しいので、必ず早めに復習しましょう。
Q.1学期期末テストの数学で特に力を入れるべき勉強は?
授業が少なくなった為、今年はどのお子様も演習量が格段に落ちています。
それを前提にして、早めは早めの演習量確保が必須でしょう。
注意すべき点は、「理解する→問題演習」という流れには沿うべきですが、慎重になるあまりに「理解する」に時間を取られすぎる場合があるということです。
ひとつのことを理解するのに5分考え込んでしまったら、一度それを理解しようとするのをやめ、次の勉強にうつりましょう。
また、ひとりで勉強している時に理解できないところがあった場合の対処法をあらかじめ考えておきましょう。(〇〇さんに聞く、ネットで解説を検索する、等)
- 問題演習を大事にすること
- 上手な時間の使い方をすること
が特に今回鍵となりそうです。
ぜひ参考にしてみてください。