受験生の12月:後悔しない冬休みの過ごし方
私立高校入試直前は、「受験勉強をしなくちゃ!」と本人が一番思っているものです。
そこで今回は、私立の高校入試が直前まで迫った子に、親としてどのような声かけをしたら良いのかを一緒に考えていきましょう。
良い声かけ
私立高校の入試を控えた受験生には、ぜひ良い声かけを行っていきましょう。
「頑張っているね!」「最近集中して勉強できているみたいだね」など、子どもの努力を認めるような言葉が望ましいです。
声かけをする際に、褒めすぎるということはありません。
むしろ、過大評価するくらいがちょうどいいかと思います。
数字よりも子どもの行動に着目して褒めると、「親に認めてもらっている」といった思いから、子どものモチベーションもアップします。
さらに、焦らないように・プレッシャーを感じないようにする工夫も必要です。
NGな声かけ
一方、「勉強しないの?」「受験勉強しなさい」と、勉強を促すような声かけは望ましくありません。
学校でも受験に向けてしっかりと勉強をするように指導されていますし、勉強しなければいけないのは本人が分かっていますので、ご家庭で追い打ちをかける必要がないからです。
また、「もう時間がないよ」といった焦りをあおる声かけもNGです。
焦れば焦るほど勉強に身が入らなくなりますし、緊張感も高まってしまいます。
「〇〇くん(ちゃん)は、1日△時間勉強しているみたいだよ」「お兄ちゃんのときは・・・」と、他人と比べるような声かけも避けましょう。
やる気を引き出すために他人を引き合いに出すケースがあるかと思いますが、「〇〇に比べて、自分はダメなんだ」と、自信をなくしてしまうきっかけになり得ます。
声かけのタイミング
声かけをする際は、タイミングも重要です。
リフレッシュ中に「勉強しなさい」と言われて「さっきまで頑張っていたのに・・」「今は休憩中なのに・・」と、落ち込んでしまった子もいます。
さらに、必要以上の「頑張れ」という声かけには、「もう頑張っているよ!」「これ以上どう頑張ればいいの?」と反発心を抱いてしまう子も。
無理に毎日声をかけなくても良いので、もしも上手くタイミングが掴めなさそうなときや、上手い声かけが見つからない日は“静かに見守る”に徹しましょう。
毎日声をかけなくても、重要なポイントで“伝わる一言”を投げかければ、子どもは安心して頑張れるものです。
今回の記事を参考に、適切なタイミングで子どもの行動や頑張りを認めるような声かけを行ってみてくださいね。