受験生の12月:後悔しない冬休みの過ごし方
個人指導専門塾の松田です。
いよいよ新学年の始まりですね。この節目に記載のチャンスをいただくことに感謝です。
ぜひとも子供たち、いや大人の人にもこのタイミングでやってもらいたいことがあります。
それは『目標を立てる』ということです。
「そんなことか」と思われた方も多いかと思います。確かに「そんなことか…」ということなんですが、それが本当に大事なことなので、やはり外せませんでした。
意外に知っていてもできていないということはよくありますので、ぜひお付き合いいただき、実行に移していただきたいと思います。
ところでみなさんは目標をどのように設定しているのでしょうか?
例えば、スポーツをやっている子なら、「○○大会で優勝するぞ!」「ベスト4に入るぞ」「黒帯になるぞ」、音楽なら「ギターが弾けるようになるぞ」となると思います。
そしてやる気に満ち溢れ、すぐにでも行動したくなるのではないでしょうか?
では、勉強だとどうでしょうか?
中学3年生なら「志望校に合格するぞ!」中学1・2年生なら「次のテストで〇〇点取るぞ!」といった感じでしょうか?
確かに目標を決めた時はたとえ好きではない勉強だとしても、やる気になって勉強をするかもしれません。
ただし、スポーツのようにはなかなか持続できません。
なぜでしょうか。その答えは至ってシンプルです。
- 自分の力が上がらないと選手から外されてしまう。
- 試合でミスをしたくない。
- 試合に勝ちたい。
- 活躍したい。
といった感じで、スポーツはその子自身が本当に達成したいと思っています。
しかし勉強はどうかというと、当然成績は上げたいが目標点を何となくで決めている子がほとんどなんです。
「今が50点だから次回は60点取れたらいいなぁ」といった感じです。
つまり、動機付けがまだまだ弱いんです。
そこで実践してもらいたいことは、「その点数を取りたい」とより強く思うための動機付けの強化です。
ちょうど今は春休み。この時期の時間を使ってやってみてもらいたいこと。
例えば「志望校合格」が目標であればこの春休みに実際にその学校を見に行ってもらいたいんです。
- 実際の校門は? 校舎は? グラウンドは? それぞれどうなっているのか?
- 制服はネットなどではわかりますが、実際に制服を着た先輩たちはどんな風に見えるのか?
- サッカーが強い学校がいいなら部活の練習の雰囲気は?
など実際に見てみることです。
そして自分がそこに通っているところをイメージすることが大事。
中2でも中1でも効果があります。
そうなった時、目の前の数学や英語が単なる数学・英語ではなくなり、その高校に行くために一番重要な手段となります。
つまりその先に何があるのか?を明確に持つこと。
そうすることで何となく決めていた目標点がどうしても取りたい点数に切り替わるんです。
次回は、なんと今回言っていることとは逆になってしまいますが、「目標を立てても達成できない… その理由とは?」をお伝えします。