「思考力・判断力・表現力」を伸ばすには①

2020年に改訂された新学習指導要領。

そのなかで「思考力・判断力・表現力」というのがあります。

これらは、未知の状況にも対応できる力として、変化の激しい時代に合わせ改訂されました。

思考力・判断力・表現力を伸ばすためには、それぞれどのようなことをすればいいのでしょうか。

今回はそれぞれを伸ばす方法について、2回に分けて説明しますね。

思考力を伸ばす

思考力を伸ばすためには、以下の3つが大切です。

  • 筋道を立てて考える
  • 物事を多面的にとらえる
  • 深く考える

この3つができるようになるには、以下のことに意識して過ごすことが有効です。

  • 良書にたくさん触れる
  • 仮説を立てて、検証するクセをつける
  • 本質は何かを考える
  • 数字や図を使って考える

良い本をたくさん読むと知識が広がるのはもちろんですが、思考力も鍛えられます。

また、小さなことでも疑問に思ったことは、仮説を立ててから検証することも大切です。

そのためには、親御さんのサポートが欠かせません。

お子様の日常における些細な問いに、すぐに答えるのではなく「あなたはどう思う?(なぜだと思う?)」と逆に問いかけることが、仮説を立てることにつながります。

判断力を伸ばす

判断力は、さまざまな場面で使うことがあります。

熟考する時間があるケースもあれば、瞬時に判断しなければいけないケースもありますよね。

判断力を伸ばすために、日常生活に以下の方法を取り入れてみましょう。

  • 知識を増やす
  • ニュースを見る
  • 歴史について学ぶ
  • 新しいことにチャレンジ・いろいろなことを経験する

人は知識や経験から、物事の判断をしようとします。

知っていることや経験したことが多ければ、それだけうまく判断できるようになります。

たとえば、偉人の生涯について書かれた本を読めば、その人の人生を疑似体験することができます。

自分の経験ではないものの、疑似的な体験は知識の蓄積につながるのです。

「マザー・テレサ」「レオナルド・ダ・ヴィンチ」「ヘレン・ケラー」「トーマス・エジソン」など、学校の図書室などでも借りられるので、積極的に読めるといいですね。

今はコロナ禍なので、なかなか家族で遠出したり、イベントにも気軽に参加させてあげたりできない状態です。

できる範囲でいいので、お子様の知識や経験を増やしてあげましょう。

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