中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回は「先輩の姿から学べるのは今のうちだけなので、後悔しないようにしっかりと先輩を見ておきましょう。」というお話をしました。
「もう少しで先輩が卒業してしまうんだな」という気持ちとともに「具体的にはどうやって見ればいい?」といった疑問を持った子もいるかと思います。
先輩の姿から学ぶときには、着目すべき点があります。
どんな点に着目するべきなのか
先輩の姿を見て学ぶときは、一歩深く踏み込んで考えるのが大切です。
- 何をどのように頑張っているのか
- 何に苦労しているのか、どうして苦労しているのか
- 何に焦っているのか、どうして焦っているのか
- どうして成功できたのか
上記の点に着目して先輩を見てみましょう。
一歩深く踏み込んで考えると、いろいろと見えてくるものがあるのではないでしょうか。
そしてさらに、自分に置き換えて見てみるのも有効です。
「自分だったらどうだろう?」という目線で見ると、より細かく学ぶことができます。
学校の先生や塾の先生に聞くのも◎
先輩たちの姿を見られるタイミングがない、気軽に聞ける先輩がいない、といった子は、学校の先生や塾の先生に聞くのもアリです。
先生たちは、今年の受験生だけでなく、今までたくさんの受験生を見てきています。
どんなことを頑張っていたのか、どんな不安を抱えていたのか、どうやったら成功しやすいのか・・などのデータの蓄積が先生たちの頭のなかにはあります。
ただし、質問して終わりにするのではなく、先輩の姿を聞いたあとに、そこからさらに自分で考えるのが重要です。
具体的には、受験が近くなると〇に対して焦りがち→なぜ焦るのか?事前にどうしておけば焦らなくて済むのか・・といったことを考えます。
性格や選ぶ志望校、力を入れる勉強や適した勉強法など、みんながみんな同じではありません。
そのため、先輩の姿が100%参考になるわけではありませんが、先輩の実情を知ることで賢く受験勉強や入試に望めます。
今のうちに、先輩たちから吸収できることをたくさん吸収して学んでおきましょう。