行動科学で不安を和らげる!子どもが安心できる家庭のつくり方
前回は、オンライン授業で成績の上がる子の特徴についてお話ししました。オンライン授業で成績が上がる子ってどんな子?
ですが、成績を上げるためにはただ性格がオンライン授業に向いているだけではいけません。
必要なのは「行動量」です。
前回の記事をご覧になって、
「うちの子、もしかしたら今通ってる塾をやめてオンライン授業に切り替えれば成績が一気に上がるのでは…?」
と思った保護者様もいらっしゃるかもしれません。
それは、半分正解で半分不正解です。
例えオンライン授業に切り替えたとしてもお子様の行動が伴っていないと成績は上がりません。
大事なのは、
オンライン授業を取り入れたことでそれまで見られなかった良い行動が見られるようになる
ということです。
良い行動とは、成績を上げるために必要な行動のことです。
例えば授業中に考えられる良い行動とは、
- 先生の言っていることで大切なことをノートにメモする。
- 分からないことがあれば、質問する。
などがあるでしょう。
子どもにどんな行動をしてほしいのか?が親が見るべきポイントなのです。
学習塾によっては、お試しでオンライン授業をやっているところもあります。
そのようなものを一度お子様に受けてもらって、お子様の勉強の様子を観察してみてください。オンラインなので、授業を受けている姿も見られると思います。
観察する中で、普段よりお子様に成績を上げるための良い行動が見られたら、オンライン授業を取り入れる意義があると言えるでしょう。
また、成績の上がる良い行動は他にも、
- 間違えた問題は間違い直しをする。
- 1日の家庭学習時間は、小学生が学年×10分、中1、2が2時間、中3が3時間(夏休み以降やテスト前は別途追加)。
- 家庭学習や宿題をする時間は毎日固定する(夕ご飯の前、等)。
などがあります。
最後に。
成績の上がる良い行動を子どもから引き出す方法は、別にオンライン授業だけではありません。
普段のお子様に対する声がけ、お子様との話し合い、家庭教師をつける、学習塾に通わせる…方法は様々です。
どのような方法をとるにしても、成績を上げるためには本人の行動を変えるしかないのです。
そのひとつの方法となり得るのが「オンライン授業を取り入れる」なのです。
ぜひ、
「うちの子はオンライン向いてそうだから」
という曖昧な理由ではなく
「行動が変わるのかどうか」という分かりやすい基準で、
成績が上がる良い行動を子どもから引き出す方法を選んでみてください。