中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の田中です。
前回、伸びる勉強のやり方のひとつとして「問題を解いて答え合わせをした後の勉強のやり方」についてお話しました。
その中で、「間違えた問題をひとつひとつ分析し、自分はこの問題をなぜ間違えてしまったのか」を確認するようお伝えしました。
今回は、間違え方のタイプ別にどんな対策をすれば良いのかについてお話します。
前回もお伝えしましたが、間違え方は以下の3つに分けることが出来ます。
・ケアレスミス
・わからなかった
・覚えていなかった
ひとつずつ見ていきましょう。
・ケアレスミス
「運が悪かったから」と軽く考えてはいけません。
ケアレスミスの中にもケアレスミスが起きた原因があります。それを考えましょう。
例えば、ケアレスミスが起きた原因は、
「時間が無かった。」
「問題文をよく読んでいなかった。」
「数字を間違えて書いた。」
「単語が思い出せなかった」
などがあります。
原因を考えたら、その対策を考えます。
「時間が無かった。」 → 勉強する時、時間を測る習慣をつける。
「問題文をよく読んでいなかった。」 → 下線を引きながら問題文を読む。何を聞かれているか、など特に重要な部分は丸をつける。
「数字を間違えて書いてしまった」 → 普段から途中式を全部書く。
「単語が思い出せなかった」 → 試験範囲の単語 5 周する。
などです。
ケアレスミスは、一番手っ取り早く点数を上げる方法なのでこれをやらない手はありませんよ。
・わからなかった問題
解答や解説を見て解き方を確認し、問題をもう一度解き直しましょう。
解答や解説だけを見てわかったつもりにならず、実際に自分の手で解き直すことが大切です。
また、他の人に解き方を教えられるようになれば、理解できている証拠。
どうしても理解できない場合は、塾の先生や保護者の方に聞きましょう。
・覚えていなかった問題
漢字や英単語などの暗記漏れで解けなかった場合は、ノートに繰り返し書くなどして、暗記し直しましょう。
覚えていない単語や漢字、用語を暗記カードや暗記用のノートにまとめるのも良いです。
それを繰り返していくと、「自分が覚えられなかった単語だけ」が集まったノートや単語帳が出来上がります。
補足ですが、たまたま正解した問題も再度解き直しをしましょう。
焦点を当てるべきは、正解不正解ではなく、理解しているか、していないかです。たまたま正解しているだけでは理解していることにはなりません。
この時期に、いかに伸びる勉強のやり方を身につけられるかが新年度成功の鍵です。