前回は、総理大臣の決め方や二院制・政党についてお話しました。
政治については中学校の公民の授業でも勉強しますが、大まかな仕組みを知ることは大切です。
今回も引き続き、政治の仕組みについてお話していきますね。
内閣って?
内閣とは、内閣総理大臣と数十名の大臣で構成されています。
外務大臣・文部科学大臣・厚生労働大臣・経済産業大臣・復興大臣などが挙げられますが、この「十数名の大臣」は、内閣総理大臣が指名します。
内閣では閣議(総理大臣とすべての大臣が出席する内閣の会議)が開かれ、行政について話し合い、決定します。
基本的には、国会で決まったことを内閣が執行(実際に実行)する仕組みとなっています。
たとえば、国会で決められた法律案を実行するのは内閣です。
そもそも政治は何のため?
国は、人と人の集まりです。そして世界は、国と国が集まってできています。
日本の私たちが問題なく日常生活を送るため、そして日本が他の国ともスムーズな交流ができるために政治が存在します。
「内閣総理大臣や国会議員=偉い人たち」というイメージを持つ人も少なくありません。
国のルールや運営に関することを決定する権限がある、という意味では偉いといっても間違いではないかもしれませんね。
ですが実際は、日本に住む私たちが困らずに人間らしい生活を送ることへの責任がある人たちです。
「内閣総理大臣や国会議員=責任がある人たち」
なので、総理大臣や国会議員の行う政治は、一言でいってしまえば「私たち国民のため」なのです。
政治は当事者意識を持つことが大事。
日本の選挙権は18歳からなので、小・中学生が投票に行くのはもう少し先になりますね。
メディアでは政治家の悪いニュースが大きく取り上げられるので「政治家には私利私欲のために行動する人がいる」という印象の方もいらっしゃいます。
また「総理大臣なんて誰がなっても同じ」という声も聞かれます。
ですが、「だから選挙にいかない」「だから政治に興味がない」のは違います。
政治は、私たち国民一人ひとりが「監視」するべきもの。
そして、私たちの意思を反映させる方法の一つが選挙です。
私たち国民は、日常生活で困ったことや改善してほしいことがあれば、声をあげても良いのです。その権利は、すべての国民に与えられています。
政治は、私たち国民のためのものなので、私たちは当事者意識を持って参加することが必要となります。
直前に迫った衆議院選挙。TVやネットニュースなどでも盛んに取り上げられています。
この機会にお子様と政治の話ができると良いですね。
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